今から見るとかなり優秀だったテレビ番組

みなさんおはようございます。突然ですが、マジカル頭脳パワーという番組を覚えていらっしゃるでしょうか？最近はクイズ番組が多く放送されていますが、このマジカル頭脳パワーという番組は最近のクイズ番組と違って単に知識を問うようなクイズではなく、ひらめきがとても大事なクイズでした。

そんな番組だったからこそ、制作がとても大変だったことは容易に想像できます。例えばこれらの言葉の共通点は？なんて問題はだんだん気付くように仕向けないといけません。その点マジカル頭脳パワーはとても優秀な番組でした。頭脳指数というポイント制で早く分かれば分かるほど高得点が得られるものでした。そういう問題を作るのってかなり頭を使います。また答える方も一瞬で気付かなければならないため大変でした。その点所さんは本当に頭の回転が速いと思ったものです。

ところが途中から番組制作費用が削減されたせいかかなりつまらないものになってしまったように思います。よくマジカルバナナというゲームが出された頃が絶頂だなんて言われていますが、個人的にはあのゲームが出て来たせいで落ちぶれてしまったと思っています。だって連想ゲームは製作者側が用意しなければならない、必要とする労力が大幅に少なくなるからです。間違い探しとかであれば、映像を作るのだってかなり労力がかかりますし、個人的に好きだった立体文字クイズだって知識と閃きが試されてかなり好きでした。子供の頃はまだ知らない漢字とかもあったので、答えを聞いてもわからないなんてことも多かったです。あと上下左右どこから見ても同じ文字、例えば「回、囲、図」などといった漢字は問題として使いづらかったことも子供ながらにしてわかりました。

とにかく、最近はクイズ番組こそよくやっていますが、この手の閃きが問われるクイズは本当に少なくなったと思います。単に知識があれば答えられるものも多く、せいぜい都道府県を答えるクイズ、それも早押しにするくらいしか工夫のしようがありません。

まあネタ切れなのは仕方ないにしても、クイズ番組をやるなら、もうちょっと頭を使うような問題を作ってもらいたいものです。単純に知識を問うだけの番組は本当につまらないです。そんなもんだったらネットサーフィンでもやればいいだけですから。