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大学無償化について考える
みなさんこんにちは。今日は水曜日メンバーシップの日です。今日は先日テレビで大学無償化についてやっていたので、自分なりにいろいろ考えたいと思います。大学無償化と一緒に語られることとして高校無償化がありますが、広義の意味で教育の無償化ということになり、無償化という意味では大差はないので、ここでは大学だけでなく、教育機関でかかる授業料が無償になるとどうなるのかを考えたいと思います。
まず賛成か反対かを考える前に、メリットとデメリットを考えてみましょう。メリットとしてはお金の制約で大学へ行けない人を救うことができることが最大であると思われます。今なお親の経済状況で大学に行けないという人は多いです。そうした人であっても学びの場を与えられるのは良いことだと思います。また、今現在奨学金を借りて大学に通っている人も多いでしょう。そうした人も奨学金を借りなくて良いから、当然返す必要もないし、卒業後10年とか奨学金の返済のためだけに働くなんてことをしなくてもよくなります。こうなるともっと仕事も選べる幅が広がるし、さらに良いのは、経済的な理由で結婚を諦めていた人が早く結婚できるようになることが大きいかと思います。
実を言うとこれが一番大きなメリットだと感じられます。少子化や非婚化については私は社会で一般的に言われていることと考え方は違いますが、それでも結婚したい人が結婚しやすくなるのは良いことだと思います。選択肢が広がればそれは回り回って社会を活性化させてくれることでしょう。非婚化の大きな理由として奨学金の返済があるので、そうした心配が減ればおそらく少子化も緩和されるかと思われます。
一方でデメリットもあります。まず教育費用が無償化されれば、とりあえず感覚で大学に行く人も増えるかと思います。正直そんな感覚で大学に行ってほしくはないですが、タダになればとりあえず利用するなんて心理が働くのは当然かと思います。そうなると学生の質も大幅に落ちることでしょう。一応学力試験もあるでしょうが、それでも少子化の昨今、定員割れすることがかなり増えるでしょうから、大学側だってとりあえず学生を確保となると考えられます。そうなると何のために無償化したのかわからなくなりますね。いい教育を受けてもらいたくて大学を無償化したのに、エンターテインメント感覚で大学へ行ってもらうと困ります。そうなると授業をする先生たちも大変だと思います。真面目に講義を受けるのだろうか?
それと忘れてはならないのは、財源の問題です。私が調べたところ、もし大学まで無償化することを考えると国全体でおよそ3.5兆円かかるとありました。これは決して安い額ではありません。そのためにお金を国が用意しなければならないし、また事務手続きとかの問題も生じます。そうしたメリットとデメリットを天秤にかけて教育無償化が必要かについて考えたいと思います。
ではここからは私の意見を述べたいと思います。
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