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こだわりを捨てると楽になる

みなさんはこだわりの強い人ですか?強くない人ですか?私はかつて極端にこだわりが強かったです。しかしある時以降こだわりを捨てました。そうしたら人生が劇的に変わりました。

ではなぜ人生が劇的に変わったのか述べて行きたいと思います。まず始めにエネルギーの消費が大幅に減ったことです。省エネ化は即ち無駄がなくなり、必要なだけ資源の投入ができるようになりました。それまでの私は何事にも全力で取り組むような、頭が使えていない、そんな剛直な人間でした。しかしこだわりを捨てたことにより、物事に優先順位がつけられるようになり、必要なことに必要なだけ力を注げるようになりました。もし何事にも全力で取り組んでいたらどうだろうか?間違いなく途中でガス欠を起こし失速していました。今まで何をやっても成功したと感じられなかった理由は、肝心な時にガス欠を起こしていたからでした。

では次に、具体的に生活に活かせるものは何があるだろうか?今回は学生向けに話をしたいと思います。学生にとって大事な事はなんでしょうか?真っ先に思いつくのは学校に休まず通い、テストでいい点を取る事だと思うでしょう。じゃあみなさんは何点取りたいですか?って言われたら、具体的に答えられるだろうか?答えられる人の方が少ないと思います。なぜなら、点を取る目的が違うからです。

ここで私からいくつか場合分けして必要な点数を提案します。主に3種類あります。60点以上、80点以上、100点の三つの場合です。結論から言ってしまうと80点を目指すのが最良だとここでは提案したいです。ただし全ての人に当てはまるものではないし、人によっては三つとも当てはまる場合もあるのでその理由を述べたいです。

まず80点を目指すことの利点、それは最もコスパが良いからということに尽きます。基本的に合格点は60点であることが多いです。国家試験など見ていればわかりますが、60点以上は合格です。ではなぜ100点を目指してはいけないのか?先にも述べましたが、コスパが悪いです。ここではグラフは載せませんが、一般的に60点を80点にするのと、80点を100点にするのでは必要な労力、時間に大きな違いがあるからです。同じ20点分上げるだけなのに、必要な時間は何倍にもなります。これが100点を目指してはならない大きな理由です。学生であれば、覚えなければならない科目は多数あります。全部100点目指して勉強することが時間的にまた能力的にできるのか考えてもらいたい。

それから評価基準も考えて欲しいです。基本的に優良可という評価が多いのではないでしょうか?つまり80点以上は優でしか評価できないため、100点取ってもその努力が無駄になることも多々あります。ただし100点を取ることの意味は一つだけあります。それは奨学金を申請する場合です。もし給付型の奨学金であればハードルはかなり高いです。それに必要なリソースも膨大です。しかしここでもコスパの出番です。奨学金を受けることで、節約できるバイトの時間や精神的な安定が勉強時間に勝れば是非100点を目指して勉強していただきたい。つまり100点を取る場合ちゃんと目的を持って取り組めば問題はありません。

最後に60点の場合はどうでしょうか?合格するだけなら60点で十分です。投入するリソースだって少なくて済みます。ただここには大きな落とし穴があります。それは不合格になった場合のリスクです。不合格になれば当然再試験があります。再試験最悪再履修や留年なんてことになればかえって多くのリソースを取られるでしょう。勉強だってし直しになります。なので個人的にはオススメしません。安全策を取って80点を目指すことが良いと考えます。

さて表題の話に戻りましょう。このような学生の場合だけ見てもこだわりを持ち100点を目指すことの問題点がわかったと思います。過去の自分の失敗はこうした優先順位をつけず、常に全力を傾けていたことでした。実は常に全力を出さなくてもなんとかなることも多いです。評価基準によっては全力を出すことが無意味だってことだってありました。これを目指していたため疲れてしまっていたのです。

ではまとめに入ります。まずこだわりを捨てると楽になります。そして物事に優先順位をつけられるようになります。また発想の転換も必要です。全力を出さないのは手を抜いているのではなく、必要な時に全力が出せるように準備しているんだって思うことです。これこそが最高のパフォーマンスを出す秘訣ではないかと思います。野球の先発投手を見ているとよくわかります。ランナーがいなければ、ホームランを警戒して投げるでしょう。だがランナーが出れば、点を取られないようにギアを上げます。いつも全力で投げているわけではありません。もし全力投球だったら5回持たないでしょう。

みなさんこれから生きていく上で何が大事なのか優先順位をつけて勉強してください。100点取れなくても卒業できますし、仕事は経験と反復作業がものを言います。実務経験が大事なので理論の分野で100点取っても意味がありません。国家試験に挑戦する場合だって同様です。60点取れば合格できて、その仕事をする資格が得られます。現場に出て経験することの方が大事なので、資格を取っただけで満足しないでください。

ではみなさんがもっと楽に生きられるような提案になっていることを願って筆を置かせていただきます。ここまで長いこと読んでいただきありがとうございました。

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ブルーベリー博士(家庭菜園投資家)
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