リープフロッグという言葉を聞いて
みなさんおはようございます。本日はリープフロッグという言葉について考えてみたいと思います。まずみなさんはリープフロッグという言葉を聞いたことがあるでしょうか?経済発展についての話題でよく出てくる言葉ですが、段階を経ずに一気に発展することを指す言葉のようです。以下にウィキペディアの記事を載せておきます。
この記事を読んでもらうと分かるように、リープフロッグとは直訳すればカエル跳びというように、段階を経ずに経済発展することを指します。具体的な例で言えば、発展途上国がいきなりスマートフォンを持つこともその一例でしょう。スマートフォンという最新技術を電話という段階を経ずに普及させることができるのが、このリープフロッグ現象の特徴です。日本で言えば、最初は電報から始まり、固定電話を経て、ガラケーを持ち、そしてスマートフォンという段階を経験しました。これが途上国ではいきなりスマートフォンになってしまったわけです。しかしこれは途上国の方が有利だと言えましょう。
それもそのはず。電話で言えば、固定電話がないため、その利権にしがみつく人もいません。最新の基地局さえ建てればスマホが使い放題です。さらには最近では衛星を使えば基地局すら必要ありません。余計な利権やしがらみがない分途上国の方が導入には有利に働くでしょう。さらに道路建設も同様でした。中国の例は特殊かもしれませんが、開発独裁ができました。日本だと地権者がすでにいたりして、立ち退きしてもらうのも一苦労です。途上国にはまだまだ独裁国家も多いため、これも有利に働くことが多いです。
どちらがいいかと言えば、単純に評価できませんが、途上国のこうした強みは今後先進国にもいろいろなビジネスチャンスを生むことでしょう。国内に投資先がなくなりつつある先進国で途上国はまさに宝の山です。ただ、私は途上国が順調に発展できるとも思えない理由があります。それは途上国は相変わらず汚職や腐敗が多く、経済発展を妨げています。先進国が投資したからといってそれが開発に全て使われるとは到底思えません。新たな汚職の元になることだって大いに考えられます。
なので、途上国がいつまでもそこから抜けられないのも理解できます。まずは汚職や腐敗を正さなければ、経済発展もありません。経済発展することはそこまで簡単なことではないのです。
リープフロッグというすごい言葉が出て来た一方で、汚職や腐敗は深まるばかり。果たして途上国が本当に先進国になれるかどうかは、政治家にかかっていると言っても過言ではないでしょう。