ホームセンター、スポーツ用品店でお買い物
最近ホームセンターやスポーツ用品店によく行っています。単純に置いてある物を見るのが好きなので、見ていて楽しいのですが、一つ思ったことがあります。これ、本来の使い方以外に使い道があるのでは?ということです。こんな言い方をすると悪用方法を疑われるかもしれませんが、今日は意外な使い方について考えてみたいと思います。
NOTEを見ていて、防災について話題になっていました。防災と言うと、防災グッズを集めましょうとか、避難所までの道を確認しておきましょうなんてことはよく言われますが、今回私が提案したい防災は、ホームセンターやスポーツ用品店に売っているもので役に立つもの、それも本来の使い道とは違った意味で役に立つものを述べて行きます。
では、使えるものは何か?まずはキャンプ用品です。災害とキャンプの共通点は何かを考えるとよくわかりますが、どちらも非日常的な出来事です。そんな非日常で使用する物だから、使えないわけがないです。例えば、田舎暮らしである前提で話を進めますが、テントを用意しておくだけで、非常時に寝泊まりをする場所を確保できます。実際災害時の二次災害としてよく聞くのが、車中泊で健康を害したという話です。最悪エコノミー症候群で亡くなった方もいらっしゃるようです。そうした事態を避けるためにも、テントと寝袋を用意しておくだけで、避けられる確率は上がります。
また、被災時の被害の大きさにもよりますが、被災地の中心から外れていたとしても、物流が滞ったり、ライフラインが機能しないことだってあり得ます。そんな時に役に立つのが、蓄電池と太陽光発電パネルです。少し値は張りますが、家族分の備蓄は可能だと思います。さらに水道水が出なくなった時に備えて、濾過機を用意しておくのもいいでしょう。川の水だって、大体濾過すれば飲めます。日用品、例えばペットボトルやストッキングなどを使って濾過する方法もありますが、長くなるのでここは動画などで調べていただくといいと思います。
さらに、アフリカの原住民が使っているような川の水を汲んで、ローラーで転がすような道具も用意しておくと、いざという時に役に立ちます。バケツでは重くて運ぶのが大変なので。災害が起きれば、原始的な生活ほど生存率が高くなるので、文明に頼り切るのは危険です。そうでなくても、ポリタンクと台車を用意しておくだけでも十分でしょう。
ここからは個人的にしている対策ですが、家庭菜園を行っています。現在はさつまいもとブルーベリーができました。これらはもし災害があっても、食べることができるかもしれません。缶詰などの保存食だけでなく、現地調達ができるような体制を作っておくことも大事です。さらに、野草なんかでも食べられるものがあったりするので、覚えておくと役に立ちます。そのあたりはガイドブックなどを置いておくなどでも対策できますし、有名な野草で言えば、シロツメクサなんかは食べられるので、自生していないか調べておくといいです。
さらに、バーベキュー用品なんかも一式揃えておくと色んな使い道があります。スポーツ用品だけで、これだけ目的外の用途があるので、ホームセンターに行けば本当に多くの防災グッズが手に入ります。そうでなくても、工具一式、農具一式など準備しておくと役に立つこともあります。
最後に今後巨大地震や巨大津波に見舞われることがあるかもしれませんが、判断として気を付けなければならないのは、30メートルの津波が来るのだから助からない、とあきらめるのではなく、10メートルの津波だったら耐えられるくらいの気持ちで準備しておくといいです。本当に大変なのは生き残った後の話です。
核シェルターなどあれば万全ですが、残念ながら日本には核シェルターは普及していません。だったら日常使う道具をどうやったら災害時に使えるか常に考えておくことが最も大事なのではないでしょうか?話すと長くなるので、ここでは割愛しますが、防災、道具、使い方、などで動画検索していただくとたくさん出てくると思います。特にサバイバル動画などは私も知らないことが多く学べて楽しいです。
さて、首都直下型地震や南海トラフ地震などが取り沙汰されていますが、大規模災害よりも中規模災害をどう生き抜くか考えることの方が現実的です。確率的に見ても、後者の方が起きやすいし、被災を想定しづらい部分も多いです。また、先にも述べたように30メートルの津波だと逃げても無駄だ、と思い逃げなかったら、実は10メートルでした、そして逃げていれば助かっていました、なんて事が起きないためにも、中規模の災害について考えて動くことが防災としては大事だと思います。
長くなりましたが、防災の準備はできていますか?今はお金さえあれば何でもできるような環境ですが、本当に災害が起きれば物資が大事になるので、そんなことも言っていられなくなります。一瞬で非日常にまっしぐらです。今からでも必要な物は何か考えて行動するようにしましょう。