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安全圏での失敗が豊かな思考力を育てる

実は年始から身体の調子が悪いKeiです(どんな出だしやねん)


これ結構深刻で、野球やってても身体が硬くて思うように動かない。打球が飛んできても反応が鈍い。
何より深刻なのが、足元付近のボールが全く捕れない。下まで身体が曲がらないし、視界からもボールが消える。
年明けからエラーを連発して、練習しても改善する気配がない。全く捕れる気がしなくてめちゃくちゃ気持ち悪い。
(ヘッダーはそんな状態の練習でエラーしてる自分です)

そんな中で昨日試合に出たわけですが、まあしっかり2つエラーをやらかしまして。
(やっぱり…)という諦めと一緒に(何でこんなにできないんだ…?)という軽いパニックが襲ってきました。
2回目の守備指導が来週に迫っているのに、自分のプレーどころか身体もままならない。先の見えない不調に心の底から絶望しました。

けど、ここから思考を持ち直せるのが自分のいいところで。
必死に、でも頭は冷静に、なぜこうなっているのか?と考えてみました。
その結果、納得のいく原因が3つ浮かびました。


①反り腰のせいで低く屈めない

めちゃ反り腰なんです、自分。
気がつくと腰が反っている。去年くらいから特に顕著になっている感がある。
それがプレーに悪影響を及ぼしているってことにようやく気がつきました。

②本来右脚に重心を残して動きたいのに左足に体重が流れている

技術的な話なので詳しくは書きませんが、とりあえず本来やりたい動きと逆の一番やってはいけない動きをしていたことに気づきました。

③瞬発力を鍛えるトレーニングをしてこなかった

明らかに打球に対して力強く走れない感があって、その手のトレーニングは最近してなかったなあ…と反省しています。


で、まずは②の修正をするためにイメトレから始めようと思い、元々参考にしていた坂本勇人選手の守備練習動画を観たのですが。
ここで今までと違う気づきがありました。

何かと言うと、彼はキャンプ(シーズン前の練習の時期)中の守備練習で結構エラーをしているなあ…ということでした。
それもめっちゃ楽しそうに。野球部にありがちな罪悪感のような負の感情は欠片も見えないのです。

何でこんなエラーしてんのかな?とプレーを観て自分なりに考えてみた結果「練習の中で理想の動き方を試しているから」だと感じました。
動きがめちゃくちゃ自然体で、その自然体の中でどれだけ理想のプレーができるかを練習しているように見えました。
シーズンに向けて失敗できるのはキャンプからオープン戦の間だけ。ならばその間に色々試してみよう。エラーは気にしない。
そんな意図を感じました。
(もちろん本当の理由は不明ですが)




で、ここから考えたこと。
「安全圏での失敗が豊かな思考力を育てる」のではないか?と。

今日試合をしたチームは今年から入ったのですが、まあメンバーがよくて。
めちゃくちゃ寛容だし、いい意味で自由だから思い切って野球ができる。皆が「休日を野球で満たす」感覚を持っている。
エラーしてもいじられるだけで一切責められない。気持ちよく2エラーさせてもらいました
(もちろん悔しいけどな!!!!!!!!!)


そんなチームだからこそ、軽くパニックを起こしても後から冷静に振り返られる。
失敗は悪ではない、だから怖くない。そんな環境の中で失敗から何を学び、どう考えるかが大切なのだ。
その繰り返しが豊かな思考力を育てる。失敗の否定は上達を遠ざける。


だから僕は、選手と一緒に理想を模索して、一緒にエラーしまくって、一緒に原因を考えて、そうやって一緒に上手くなっていく指導者になりたい。
そんなふうに思った日曜日でした。


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