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酸性体質からアルカリ性体質へ

ネットやラジオなどの講演を聴いていて特に興味があったり、役に立ちそうだと思った場合、その講演者の著作をチェックするようにしていますが、今回はそんな1冊です。小峰一雄氏の著作『免疫力が上がるアルカリ性体質になる食べ方』について、内容をまとめてみました。

小峰氏は1952年生れ、歯科医師で、埼玉県の歯科医院の理事長です。43年前に開業して間もなく、「歯を削るとかえって歯がダメになる」という事実に直面し、以来「歯を削らない、抜かない」をモットーに、独自の予防歯科プログラムを考案し、食事療法、最先端医療を取り入れた治療を実践してきました。

虫歯ができる人とできない人の違いは何なのか、食事アンケートを実施し、結果を分析したところ、食事内容にある明確な違いを見いだしました。さらに研究を重ねた結果、「虫歯は食事療法で自然治癒できる」というのが導き出された結論です。

また、口と身体とはつながっている、つまり虫歯の予防は自然治癒させる食事療養により身体の病気の治癒にも影響するのではないか、ということで、結果的に虫歯以外の体調不良も改善され、病気やがんが治る事例まで発生しました。

注目したのは唾液pHでした。唾液が酸性なのかアルカリ性なのか。すでにヨーロッパでは、唾液pHが酸性に傾いている人は虫歯や歯周病のリスクが高いとされていましたが、著者のクリニックで唾液pHを測ってみたところ、やはりpH値が低い人、すなわち酸性体質の人は虫歯が多いだけでなく、何らかの病気を持っている可能性が高いことがわかりました。

体内のpHがアルカリ性に傾いている人は虫歯がなく病気にかかるリスクが低いということ。それは新型コロナウイルス感染症に対しても同様で、アルカリ性体質になることは、ワクチンに勝る予防策だといえるそうです。

pHの数値は0から14まであり、pH7が中性、これより数値が低ければ酸性、高ければアルカリ性。唾液PHは身体全体の状態を表しています。

酸性体質の身体への弊害
酸性環境でないと細胞内に入れないもの:各種ウイルス(インフルエンザ、ヘルペス、HIV、コロナ、C型肝炎、手足口病など)
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コーラのpHはなんと!胃酸とほぼ同じ

最新の虫歯発生メカニズムと対処法など、目からうろこの内容でした。
日経新聞の広告で何度か見かけましたが、なるほどamazonでの評価も高く、たいへん役に立ちました。




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