「星の王子さまのキツネが教えてくれた...関わること・心で見ること...」心に浮かんできた言葉(039)
こんにちは「てると大吉」です。タイトルからの連想で撮った写真はブルースター。花言葉は「信じあう心」。
さて、先月の読書会で読んだのは*『星の王子さま』。何度目かの再読ですが、今回は河野万里子さんの訳でも読んでみました。
ーー小さな星から地球にやってきた王子さま。たくさんのバラの花を見て悲しくなります。なぜなら王子さまは、自分の星のバラがこの世に一輪だけのバラだと思っていたから。そんな悲しみのなかでキツネと出会うのです。ーー
この出会いのなかに「関わること」のヒントがあるように思います。
キツネは「なつく」という言葉を使います。
その意味を問う王子さまに・・・
このあとキツネは「なつく」ことで、お互いがなくてはならない存在になると言います。キツネは「絆を結びたい」と言いますが、王子さまは時間がないとしぶるのです。
それでもキツネに言われて、もう一度地球のたくさんのバラの花を見に行った王子さまは、自分の星の一輪のバラは、かけがえのないバラだと気づきます。
そして別れのとき・・・
キツネが贈ってくれた言葉は、僕の心にも届きます。
「心で見る」とはどういうことだろう。
たとえば前回の記事で書いた、俯瞰することで執着から自由になって、ものごとを見ること、考えること・・・。それも大切だけれど、もっと大切なのは「誰かのために時間を費やすことで見えるもの」なのでしょう。
「他者貢献によって私たちは幸せになれる」というアドラーの視点につながる気がします。大切な人と小さな幸せを共有することで見えるもの・・・。たくさんあるといいなぁと思います。
こんなこと考えていて、ふと思ったのは、心で見る時間は、消費する時間ではなく、創造する時間なのではということ。たとえばこうして文章を綴るように・・・。
タイパとかコスパばかり気にしてしまう時間は、決して豊かな時間ではない気がします。人生を豊かにしてくれるのは創造的な時間。これは最近書いてきた「丁寧に暮らす」という言葉にもつながる気がするのですが・・・。
人とどう関わるか、時間とどう関わるか。それは「どう生きていくか」なのですね。と、まじめに?まとめてしまったところで、この記事を2024年最後のものとしたいと思います。
今週も読んでいただきありがとうございます。
年末年始はnoteの街をゆっくりと散歩し、みなさまの記事など読ませていただくことを楽しみにしています。
この春からお世話になりました。
フォロー・優しいコメント・スキをありがとうございました。
みなさまどうぞよいお年をお迎えください。
そして来年もまたよろしくお願いします。
ー2024.12.16ー