「速読と遅読!読むことを創造につなぐには?」心に浮かんできた言葉(029)
こんにちは「てると大吉」です。
写真は瀬戸内の島々。空と海の色に秋の訪れを感じます。
秋と言えば・・・。読書の秋ですかね。読書週間はまだ先ですが、今日は読むことについて書いてみます。
まず「最近、自分の読みは雑になっているのでは」と感じています。確かに「読み飛ばす」ことが多くなっている。スマホやタブレットでニュースを読むときは特にその傾向が・・・。みなさんはどうですか。
情報を得ることが主目的だと、AIの力もかりて、効率よく読むことを無意識に優先しているようです。それに対して、小説や随想など一冊の本は、行きつ戻りつ、繰り返しなどがあたりまえで、効率とは縁のない読み方をしています。いや、効率は必要ない気がします。
このこと、『悲しみの秘義』では、次のように対比されています。
速読は知識を効率よく得るには有効な読み方。それはそれで大切なこと。だけど対象や目的が違えば、ちがう「よみ」があるのですね。
遅読は、たとえば、この『悲しみの秘義』という本の著者の言葉としっかり向き合う。そして言葉の持つ空気のようなもの、目に見えないものを、丁寧にゆっくりと感じることでしょう。難しいことですが、この姿勢は僕の「よみ」を変えてくれる気がします。
最近、「あわててもしかたないなぁ」と思います。読書もそうですが、目の前のことをしっかりと味わうゆとりを持てたら・・・。なにごとも「あわてない!あわてない!」ですね。
今週も読んでいただきありがとうございます。明日から10月。どうぞ良い一週間をお過ごしください。ー20024.9.30ー