映画監督 イアンケルコフ
イアンケルコフ監督の、
作品はかなり見てるんだけど、
この作品は日本人が出ているんだけど、
性風俗のお話で、見てなかった作品。めちゃくちゃ見たかったんだよね。それを今ちらっと見たら、凄く面白くて、やっぱりめちゃ見たい!
イアンケルコフさんの作品は、
当時見た時、結構映画館に人は入っていた。
人気はあったのだ。
でも内容が、吐瀉物の口移しとか、殺人の様子をダラダラ流すとか、それも変態的な変質者のやつね。
どれもここでしか見れない、この人でなければ見れない、みたいなものばかりで、いろんな意味で、衝撃的すぎて、緩慢なんだけど、疲れるし、息を吐くけどつけない、息吐きっぱなし、みたいな。
ずーっと町外れの田舎町の男女の若者のくだらない怠惰なセックスシーンを見てる、見させられる、それで終わり、みたいな映画とか、でも友達連れて行ったら、教えてくれてありがとう!と、めちゃくちゃ喜ばれたり。
当時、ポケモンショックがあって、イアンケルコフはたまたまその時来日来てて、子供が一斉に口から泡吹いて倒れたという電撃ニュースに衝撃を受けて、なんて俺様は運がいいんだ!と、狂喜乱舞してたらしいんだよね、そのエピソードを思い出す。
まあ、不謹慎極まりないけど、こういう天井突き抜けてる天才肌みたいな人たちだからなぁと思う。当時他にも事件事故がたくさんあって混沌としてたから日本はなんで刺激的な国なんだと感銘を受けて帰った。
90年代は本当にぐちゃぐちゃだったことが容易にわかる。そんな映画や書籍、死体写真集の世紀末倶楽部とかさ、普通に本屋さんに並んだりして、そういうごちゃごちゃでとにかく凄い世界観や作品がたくさんあった。
総じてぶっ飛んでいた。
今思えば、こういう言い方したら不適切かもしれないけど、贅沢だと思う。
Ian Kerkhof(イアン・ケルコフ)は、オランダ出身の映画監督で、現在はAryan Kaganof(アリアン・カガノフ)という名前でも知られています。彼は前衛的で実験的な作風が特徴で、映画、ビデオアート、音楽、文学など、幅広いメディアを駆使して作品を制作しています。
Kerkhofは1990年代にデビューし、初期の作品ではデジタル技術やビデオの可能性に挑戦し、従来の映画制作手法を大きく超えた実験的な映像表現を展開しました。特に「Wasted!」(1996年)や「Ten Monologues from the Lives of the Serial Killers」(1994年)などの作品では、暴力、セクシュアリティ、社会的規範に対する挑戦的なテーマを扱い、その過激な内容とスタイルで注目を集めました。
Kerkhofは映画作りにおいても、物語構造にとらわれない斬新な手法を採用しており、視覚的なインパクトや感覚的な体験を重視するスタイルが多く見られます。また、彼の作品にはしばしば、政治的・社会的な批判やメッセージが含まれており、観客に対して強い問いかけを行います。
2000年代に入ってからは、Aryan Kaganofという名前で活動を続け、アート全般においてもその影響力を発揮しています。