見出し画像

【運動】

私は生まれつき気管が狭窄している部分があり、小さい頃は季節の変わり目などは入退院を繰り返していたり、走るとゼーゼー運動ができず、男の子らしい遊びは4、5年生位までできませんでした。

それこそ父とのキャッチボールや姉達と路地裏遊びする程度でした。
しかし、3年生から友達がやっているサッカーというものが気になり、放課後ずっと練習を眺めていて、いつかサッカーをやりたいなと思い自分ペースでボールを蹴ったりドリブルの練習をしていました。

本格的に始めたのは中学生の頃からで、親の心配と反対を振りきり、サッカー部に入部しました。
当時はJリーグ開幕に盛り上がるサッカーブームで、公立中なのにサッカー部員が100人もいるなかの無謀なチャレンジと言えるかもしれません。
でも私は昔から憧れ眺めていたサッカーをやりたくてやりたくて、毎日暗くなっても部活や近所の公園、少年サッカーのお手伝いをしておりました。
母も身体の弱かった私が健康になることを1番に考えてくれていたので、勉強もせずボールを追いかける毎日の私を応援してくれました。
『好きこそものの上手なれ』とは上手く言ったもので、中3の最後の大会前にあるメンバー20人までに入ることができ、練習試合でまさかの幼なじみで親友のレギュラーが怪我で途中交代をする際に、顧問の先生とコーチに自ら志願して約20分出場させてもらえました。
役割としてはディフェンシブハーフ(今でいうボランチ)で、相手のトップ下でエースを止めることでしたが、必死に喰らいつき無我夢中で相手にボールを触らせないように頑張った結果、なんと最後の大会のメンバー15名に選んでもらえたのです。
結局その後の公式戦では出場機会がありませんでしたが、運動ができなかった私が100人いる部員の中で15番に入れたことが嬉しく、自信になり、サッカーというスポーツが大好きになりました。

現在は子どもに関わる仕事をしているので、子ども達に【身体を動かす楽しさ】を伝えております!
実体験を交えて、子ども達や保護者の皆様へお伝えしておりますが、
はっきり言って
【運動神経の悪い人はいません!!!】
運動が苦手な人は、小さい頃から運動する機会が少なかったり、身体を動かす楽しさを教えてもらえなかったり、気づけなかっただけだと確信しております。

現代の日本は形から入り、格好良く結果重視となりますが、全く間違いです。
「できる・できない」や「上手い・下手」ではなく、経験をしてきたかどうか❓なのです。
上手いお子様は勝手に運動しますし、どんどん欲が出てもっともっと上手くなりたいとなるのですが、
そうでないお子様にこそ、私は【運動】の素晴らしさを伝えていきたいのです。
どのように【運動】【身体を動かす楽しさ】を伝えているのかは次回にしたいと思います❣️

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集