ラベンダーの香りは 繋ぐ香り 記憶も 感情も 繋ぎ止める 香りは線となって 私を囲み 浮かせる 今 世界から放されて 私と 君は 出逢うだろう ラベンダーの香りは 響く香り やさしさも 儚さも 響き渡る 香りは波となって この世界を洗い出す 今 世界から抜け出して たった一度 拒みたい ラベンダーの香りは 誓う香り 夢も 希望も 伝えあう 香りは道となって それぞれを送り出す 今 振り返るな 旅人よ いつか その門で出逢うまで
君が残していった本も言葉も 今では僕の世界となり 新しい君の顔を探している 気取らない君の ちょっと抜けた顔が好き 時間も 世界も 全て飛び越えて 何にも知らない顔で君と逢えたなら 僕等は並んで この坂道を歩けるだろうか ちょっとバカな話をしながら ただ あたたかく やさしく いられるだろうか どうしてかいつも この街が懐かしくなる 別に住んでいた訳でもないのに… 君が見ていた世界を 追って、追って… そうして