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男が化粧に対して思うこと

こんにちは
こんばんわ

ともひろです

個人的な悩みとして
最近、マジで化粧しようか迷ってるんでよね。

筆者は男です。
髪が長いので落ち武者って言われてます。

男が化粧することにどう思うか?
そもそも化粧ってなに?

それを歴史から振り返って
どういうことなのかを遡ってみます。

それではどうぞ


化粧の字

私が言葉の意味を考えるときは
漢字の意味を考えるところから
よくスタートしています。

例えばって漢字は旧字のからで

花びらが貝殻を繋げたネックレスみたいに
見えるからその花をつける木ってことで櫻

は古来は蛇が作るとされていた
蛇(当時は虫の分類)という工(たくみ)が作る
だから虫に工

つまりは漢字にはその漢字の由来や情景が
込められてたりするんですよ。

じゃあ本題の化粧って?
化粧は分解すると

 と  に分かれる

化は化(ば)かす、つまり本当の姿を
隠して相手から正しい姿を見せないこと。

ではこちらの字  は一体なんでしょうか?

この一字だと読み方は粧(よそお)
意味は整えて身支度をするに近いかな。

面白いのはこの字の成り立ち

米に圧(お)すと書いて粧 

これは当時の化粧品のことを指しています。

この漢字が出来た当時の化粧品が
米を圧してすり潰した米粉だったからです。

その白い米粉を顔に塗っていたからとされています。

つまり現代人で言うファンデーションだった
ということです。

漢字が出来た時代から化粧という概念は
存在していたというわけですね。

鎌倉ぐらいの化粧

鎌倉時代になると化粧はもはやマナーというか
身だしなみレベルに浸透をしています。

ただし、貴族に限る。

武士は武士でまた別の身だしなみというか
ルールがありましたがそれはまた別で

ちなみに武士と貴族だと基本は
武士のほうがはるかに身分が低いです。

そんな貴族の化粧ですが
よく昔の写真で見る肌が白い感じに
勾玉みたいな眉ですね。

この眉を描くために眉毛は全剃りです。

まーそれはよくて

この時代に見る人って
男女問わずこうなってますよね。

つまり男女どちらとも化粧をしていたのです。

私が初めて知った時は驚きました。
男でもやってるんだって。

それだけ現代では男がメイクするのに
抵抗がある時代だったとも言えると思います。

現代くらい

現代は皆さんが知っての通りで
化粧は女のものってイメージが強いですよね。

ただ、男性のアイドルや俳優は
結構昔から化粧していたことでしょう。

あとこの現代からは
アートメイクって言うのも欠かせませんね。

化粧という字の本来の意味の
整えるための化粧から魅せるための化粧になった

そう言えると思います。

顔を超えて体、全身をまるでキャンバスのように
自らを1つの作品にするさまは圧巻です。

化粧もその領域を広げてさらに進化している
そう思う。

これからのメイクはどう変化していくか
それは謎であり、興味がありますね。

現代の化粧の意味とは?

現代の化粧を考える上で
ある問題が議論されていた。

それは化粧は騙すためにあるものか?

本当の自分を覆い人の目から隠す
それは他者から見て騙す行為になるのか?

化粧しているときとすっぴんとのギャップ
これを生むのは悪なのだろうか?

最初からすっぴんであるべきで
化粧はしないのが良いのか。

そんな問題でもある。

各自それぞれの考えがあるだろう。

ここからは私の考え方だ。

まず私は化粧は悪ではない派だ

というか騙すための技術ではない

そこの前提からそもそも違うのだ。

化粧というものが騙すために生まれてきた。

確かにその考えも完全に否定はできないが
もし初めて化粧をした人が思うのはこうではないか?

「これが本当に私!?!?」

絶対に自分に驚くだろう。
それこそが化粧の本当の意味だと思う。

その驚きや感動を通してこれが私なのだという

自分が自分のテンションを上げる方法

それこそが化粧のルーツだと思う。

自分のテンションを上げるとは
自分を好きになる行為
自分を肯定する行為

この2つの側面も併せ持っているだろう。

つまりだ。

化粧はそもそも他人を欺くとか騙すとかじゃない。
というか他人のための行為ではない。

自分のためにやる行為だと考える。

こう考えるならアートメイクにも説明ができる。

彼らはメイクを自分を表現する手段として
自分を好きなる手段として利用している
最も先鋭的な例と言える。

寛容な化粧を

自分のためにある化粧には
女性だけのものとか
男性はしちゃいけないなんて存在しない。

化粧は誰がやってもいいのだ。

自分を好きになる、テンションを上げるに
男女どちらかしかやっちゃいけないなんてない。

自分の顔が嫌いで自分が嫌いになりそうなら
なおさらやってみる価値があるものだろう。

化粧はただの手段でしかない。

そこに善悪の介在はしていない。

刃物が危ないのは人が殺傷に使っているだけで
刃物自体の使い方を誤らなければ良いように

良い悪いを語っているのは人間しかいない。

だからこそ誰が化粧しても否定をしない

母が息子に化粧を教え
父が娘に化粧を教える。

そんな時代の為にも今を生きる私達が
化粧に偏見を持つべきではないだろう。


私は化粧をしてみようと思う。

新しい私に出会うために
自分をもっと好きになりたいから。

あなたも一緒にどうですか?


ここまで読んでいただきありがとうございます。
また別の記事でお会いしましょう!

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