わが家の「勝負なし法」、その後。
こんにちは。
親業インストラクターの芹澤芳美です。
もう10月も終わろうとしています。寒がりなのに冬が好きな私。
私の好きな季節が近づいてきていてワクワクしています。
さて、2ヶ月ほど前わが家での「勝負なし法」実践記録をお伝えしました。
今回の記事は、その結果報告です。
「勝負なし」法って?
少しおさらいすると、「勝負なし法」はお互いが満足できる解決策を、話し合ったり譲歩しあったりすることで見つける方法です。
わが家では、次男と三男が約束の「寝る時間」になってもなかなかベッドに行かず、私がイライラするという状況が続いていました。
「わたしメッセージ」で伝えても状況が変わらず、私と子ども達とで欲求の対立が起こっている状況でした。そこで、「勝負なし法」で話し合ってみることにしたのです。
「勝負なし法」は、どちらかが勝ってどちらかが負けるということがないので、互いに不満が残りにくく、決定した解決策を「やらせる」必要が少ないというメリットがあります。詳しくは前回の記事をどうぞ。
果たして結果は?
「勝負なし法」で決定した解決策を約2ヶ月間実施したところ……。
今後もこの方法で行こう!と決まりました。
微妙な変更点としては、当初は、時間通りにベッドに行けたら「シールを貼る」としていましたが、自然と「ペンでチェックする」ことになりました。
二人ともシールを貼るのは面倒くさかったようです(笑)。
また1ヶ月終わった時点で、三男から「フリーの日が欲しい!」との要望が出ました。決まり事のない日があると、ほっとできるとのこと。
そこで、3人でどうしようか?と話して、「31日」がある月は、その日をフリーの日にすることにしました。「31日」は、寝る時間を気にしなくていい日!ということに決まりました。
最初の1ヶ月は二人ともかなり張り切っていて、30日間連続して約束の時間にベッドへ行くことができました。しかも自主的に!
これには正直驚きました。自分で納得して決めるってすごい!
2ヶ月目に入ってからも、基本的には毎日約束の時間にベッドに行くことができています。時々三男が、「今日はのんびりしたい。今日はゆっくりする。」と自分で決めて、少し遅くまで起きています。
「勝負なし法」をする前までは、何となくダラダラして約束の時間が過ぎてしまうことが多かった三男ですが、今はゆっくりしたい日は「今日は起きている」と自分で決めています。
これは、親から見ていても大きな違いがあるように感じます。
「寝なくちゃいけないのに、寝れていない」という状態は、何となく罪悪感があるんですよね。でも、「今日は起きている」と決めて起きている状態は、自分で納得してそうしているので罪悪感がない。
そうすると、起きている時間をすごく楽しんでいるように見えます。
私の方も、「今日はまだ寝ないことにしたんだな」と納得できるので、イライラせずにすみます。これは気持ちがすごく楽です。お互いにとっていいなあと感じています。
今後
これから二人が中学生になると、また生活リズムが変わって「何時に寝るか」問題も変化していくだろうと予想されます。もっと複雑な対立も起こってくるかもしれません。
でもその都度、一緒に考えて、話して、お互いの気持ちや欲求を率直に伝え合っていけたらいいなと思っています。
大切にしたい相手だからこそ、自分も大切に、相手も大切に。
そんな繋がるコミュニケーションを実践していきたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました♡