ゲストティーチャーを活用した授業(その②)
小学校の教員をしています。自分が授業(主に社会科)で実践してきたことや、日々の学校や子どもたちへの関わり方などについての気付きを発信していきます。みなさんの役に立ったら嬉しいです。よろしくお願いします。
さて前回は4年生の社会科でゲストティーチャーをお呼びした授業の大まかな単元の流れを紹介しました。
今回はその5時間目を紹介します。
1.調べても分からなかった
子どもたちの中でゲストティーチャーを呼ぶ必要感が生まれるきっかけとなった時間です。
子どもたちが調べようと決めたことは、大きく分けて4つありました。
①なぜ十日町市で作られるようになったのか?
②どのような着物があるのか?
③どんな風に着物は使われているのか?
④どうやって作られているのか?
以上の4つです。
このうち①は手持ちの資料で解決。
②と③は資料はインターネットで調べても情報が見つけられませんでした。
④に関してはインターネットに情報があったのですが、説明の用語が難しく子どもたちは、それを理解することができませんでした。
2.困り感が必要感を生む
自分たちが知りたいことを調べてみても、自分たちが知りたい情報が本にもインターネットにも載っていなかったという困った経験が「ゲストティーチャー」を活用するには、とても大切です。何故なら、ここで初めて「ゲストティーチャーを呼んでみる」必要感が生まれるからです。
この授業の最後に私から「困ったね。どうしようか?」と子どもたちに問いか毛ました。子どもたちからは「みんなで十日町市に行こう!」というつぶやきが出てきました。そして5時間目が終わりました。
この5時間目の授業で子どもたちは「自分達の力だけでは分からないことがある」ことが確認できました。そして6時間目は、ゲストティーチャーを呼ぶための計画を立てていきました。次回は、そこを紹介したいと思います。
(当初、自分が思っていた記事の回数よりも長くなってしまいました・・。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます)
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