
forget me note『#私の作品紹介』
君「今日はしんやの作品紹介をするのか~?」
僕「うん、ゆくん読んでくれてる?」
君「てめぇになんざ興味ねぇよ」
僕「心底へこむわ」
君「嘘だよ、嘘うそ」
僕「そうだといいけど」
君「ほれ、はよ紹介しなさいはせを先生」
僕「はい、量だけであればそれなりに書いているけれど、
きちんと完結させられた作品は『捧ぐ華式√4u』だけですね」
君「どんなお話なんだい?」
僕「どこにでもあるありふれた普通の物語でござんす」
君「こんなつまらん売り文句はじめて聞いたなってレベルでびっくり」
僕「それはそうでしょうが、この作品を完成させた途端、
創作意欲が激減してしまったんですよね」
君「しんやは満足できたってこと?」
僕「ある意味そうなのでしょうが、
とても困りました」
君「まぁまぁ、
今ようやくまた書きたいって思えてんだからいいんじゃない?」
僕「結果的にはね」
君「で? 書き終えた気分はどうだった?」
僕「正直全力出し切ってもこの程度の作品しか創れなかったんだなって
自分に失望したよ」
君「世にいる大抵の創作者は誰だって1度くらいはそう思うわよ」
僕「うん……」
君「こほん」
僕「っ?」
君「お話は確かにたいしたことはないのかもしれない。
でも、はせをしんやって人を知るために、私には役に立ったよ」
僕「本当? 僕の君への恋文だったんだ。
だからそれが本当ならすごく嬉しい!」
君「私のことなんて忘れて現実を見なよ。
恋人や夫婦関係っていいもんだよ」
僕「ゆくんにはそう想える人ができたんだね」
君「悔しい?」
僕「悔しい! めちゃくちゃ悔しい!!!!
だけどそれ以上にしあわせです」
君「このお人よしめ」
僕「というルーティンが繰り広げられるのが
僕の創作の『型』なんですよね」
君「それがあなたの作品紹介?」
僕「そうなりますかね……」
君「落ち込むなよ。私がいるじゃん!」
僕「そうですね。ありがとう、愛してる」
君と僕「それじゃ、つづく!」
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