「普通」って難しいの?
先日の親の会で、ある参加者の方が
「『普通』ってむずかしいですよね。」とおっしゃってい ました。
その時は「そうですよね。」と流していたのですが、実はずっと心に引っかかっています。
「普通」?
この親御さんは「平均的・一般的とか 一般に・・・とか」世間で大多数がやっ ていること、大多数が違和感なく当たり前と思っていることを指しておっしゃっていたのでし ょう。
災害の多い島国でありムラ社会であった日本では、古くから「調和が重視され」、「はみ出さず」、 「目立たず」、「人と同じ」。
つまり「普通!」
であることに大きな意味があったのですね。
でも、それって苦しくないですか?
「普通」であることに息苦しさを感じませんか?
人と一緒じゃない自分を押し殺して適応することは苦しいですよね。
「不登校」や「ひきこもり」と呼ばれている人たちはそんな「普通!」から下りたという側 面もあるのではないでしょうか?
もしかしたら彼らは「今の社会に適応できない者」ではなく、あえてそんな「普通!」に NO!を提示した人たちなのかもしれませんよね。
もし、本人がそう思っていなくても、少なくとも周囲の人間は「普通!」のカテゴリーに当 てはめようと考えないでほしいものです。
自分にとっての「ふつう」
人と違う「ふつう」を認 めてあげてほしいです。
そんなことを考えていたら、NHKのEテレ、2 分のアニメ番組で 「ふつうって何だろう」
参照:ふつうってなんだろう? | u&i | NHK for School
に行き当たりました。
周りの人と違う、そんな「どうにもならないふつう」を抱える人たちが、自らの声で語る 2 分 のアニメシリーズです。
彼らの「ふつう」は周囲からは認められない「ふつう」。
そんな大多数に合わせることが難し かった人たちの声を聞くことができます。
「私もそう感じた。」とか「うちの子も同じ苦労をしているのかも。」など、気付きをくれる 番組です。
良かったら見てみてください。