
恐怖!民泊施設でのパーティ利用
暖かい気候となってきましたが、真冬に戻るほど背筋が凍る恐ろしい話をします。
1.事件の発端
夜23時、近隣の方から「大学生っぽい人達が外で騒いでいるので何とかしてほしい!」と夜11時頃に電話があった。
慌てて監視カメラを確認してみると……
外階段や路上でタバコを吸っている人が溢れかえっており、酒らしきものを飲みながら盛り上がっている・・・
という様子が映し出されていた。
2.悪化し続ける状況
慌てて、メールで予約者に連絡するも反応がない。
そこで、監視カメラの音声で「近隣から苦情が寄せられているので静かにしてください!!」と注意した。
「わかりましたー(^^)」と返事はあるものの、一向に改善する様子はない。
むしろ、続々と新しい人が施設に吸い込まれていき、事態は悪化し続ける一方。
明らかに予約人数(10人)を越えて施設に入っていく…
ついに、夜1時頃、近隣の方から「寝られないんだけど!!!」と怒りの苦情が入ってしまった。
3.悲惨なパーティ会場
らちが明かず、車を使い現場へ急行。
そこで見たのは、明らかに30名以上が部屋の中から外までところ狭しとパーティをしている事態だった。外階段にも人が密集していた。
ここは、何かのライブ会場にでもなっているのかと疑うほど。
外の路上には、吸い殻、空き缶、菓子の袋が散乱しており、悲惨な状況だった。
予約者は酔っていたが、直接説明せざるを得なくなった。
・予約にない人にも使わせ規約違反である。
・規約違反のため即刻退去である。
一瞬、言い合いになりそうな雰囲気があったのですぐに
「これ以上騒ぐのであれば警察を呼ぶ。」
と説明し、退去してもらうことができた。
事態は一旦落ち着き、時間は既に夜2時。
近隣道路に散乱したごみは、近隣の迷惑になるため自分ですぐに片づけてから帰ることにした。
4.事件後
その後、近隣住民の感情も悪くなり、「事業者は我々の生活環境を犠牲にして儲けている。防音設備を設けるのが筋だ」と言われることになってしまった。
また、施設の破損が見つかり、宿泊者に連絡するも連絡は一切つかない。
5.対応策・予防策
以上がこの事件の概要です。
ここまでひどくなることは稀ですが、定員が多い・施設が広い「大人数の宿泊施設」の場合は、意図せずパーティ利用されてしまうことがあります。対応が厳しければ、少人数を対象にした方が無難です。
また、大人数の酔っぱらい相手だと何が起こるか分からず危険です。場合によっては警察と一緒に対応した方が安心ですね。
しかし、近隣の方からの電話にすぐ対応できたこと、監視カメラですぐに状況確認できたことは、まだ救いでした。
私の経験が皆様の役に立てば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。