見出し画像

「ご安全に!」(2024.7.27)

連日の猛暑が続いています
パパもわたしも、建築業界
仕事はデスクワークもあるけれど、半分は外にいる仕事
日中はともに移動と打ち合わせ
わたしは1日150キロくらい、パパは200キロくらい、あっちこっち車を走らせている
着いた先で、わたしは時に足場に上ることもあるけれどだいたいお客様宅に入ってお話をするが、パパは打ち合わせとともに現場に立つことが多い

そんな二人だから、お互い仕事に行くときの合言葉は「ご安全に!」
*いわゆる現場の合言葉です
ホントに互いの安全と、無事に帰宅しますようにと願いを込めて、よっぽどのことがない限り、どちらかが出かけるときには見送りに出る
ま、行ってきますのキスもするけどね( ´∀` )

時には朝から衝突して不機嫌に見送ることもあって、そんな日は夜にまたパパに会うまでいろいろ不安で。。。
雨が降っても雪が降っても、暑い日も寒い日も、(大丈夫かな?)と、離れて仕事をしているお互いのことをいつも頭の片隅において仕事をしていた

わたしはこの夏、ちょっと会社の事情があって外の仕事が一気に増えて、毎日少し遠方に行っては外部の立ち合いをして、一件の現場でハンカチがびっしょり濡れるほどの汗をかく
きれいじゃないけど、2件目に移動するときにナビのモニターにハンカチをかけておくと、ついたころにはカリッカリに乾いているので、また使う
、、、を繰り返している( ̄▽ ̄;)

車の中にいてもなんだか熱中症気味になって、頭痛がすることもある
水も飲むし、熱中アメも舐める(現場の必需品)し、食事もしっかりとらなきゃ体がもたない
コンビニに寄ってトイレを借りて、なんかひとつモノを買う
一日に何度も借りることがあるので、社用車の中はいろんなお菓子がたまりがち(セブンイレブンの4種の素焼きミックスナッツが好き♡)
コーヒー好きなのでホントはコーヒーが飲みたいけど、外の仕事をするときにコーヒー飲むのは危険なので自粛自粛。。。

パパがいない夏をこんな風に忙しく過ごす
正直しんどいけど、仕事が忙しいことで気が紛れているからそれはそれで良いことなんだろう
移動中、パパが好きそうなお蕎麦屋さんやラーメン屋さんを見つけたりすると「パパぁ~、パパが好きそうなお店やでぇ~」なんてひとり言、ってうかパパに話しかけながら、ギラギラ太陽に照らされてゆらゆら揺れてる路面を見つめる

パパは足場にいるときは長い時間、現場監督として現場のチェックや写真撮影、記録、などなどをこなすので、いわゆる空調服(現場の人が着ている小さな扇風機がついた作業着)を着て頑張っていた
わたしのハンカチタオルは濡れる程度だけど、パパのスポーツタオルは絞れるくらいになる!!

毎日車を走らせ、車載温度計の37度の表示を見ながら、わたしたち家族のために一生懸命働いてくれたパパを思う
年々暑くなってなっていく日本
冗談じゃなく、そのうち真夏は建築現場(屋外)はストップしなきゃいけなくなるかもね~なんて話を夫婦でしていたけれど、そんな命の危険も感じるような日本の夏にパパを送り出すことがなくなって、わたしの心配事がひとつ減ったといえる

現場を回って職人さんに「水分とってね」と声をかける
【命あってのものだね】っていうけど、パパを亡くした私が言うと説得力があるし、ちょっと怖いみたい( ̄▽ ̄;)
みんな素直に休憩してくれる

しばらく天気は良いようだ!天気予報の太陽のマークがエグイ色
ホント安全第一!健康第一!
出かける私に「ご安全に!」と笑って声をかけてくれるパパはいないけど、たぶん一日中わたしのそばで見守ってくているんだろうと思っているので、妙な安心感があったりする
でも、でもね、やっぱり生きてそばにいてほしいと思う
だって、やっぱりさびしいねん。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?