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最愛の夫をある日突然亡くしました  それでも日々を生きねばならない  吐き出すことで明…

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最愛の夫をある日突然亡くしました  それでも日々を生きねばならない  吐き出すことで明日につながると信じて  子育て、仕事、自分、そして夫とのこと  時々同居中の主人の両親(義両親)の愚痴  気の向くままに思うままに綴ってまいります

最近の記事

お通夜&告別式①

わずか4か月前のことなのに、お通夜と告別式の日の記憶がなぜかものすごく薄れている とぎれとぎれで記憶にはあるものの、あまりにもやることや決めること、思いがけないことが多かったためか、時系列がバラバラになっている 年のせいではなく、こればっかりは状況のせいとしておこう 湯灌 お通夜はもちろん夜なんだけど、昼間っからいろいろ始まってくる まずは電話やなんかで会葬のお礼や食事の量やコースの最終確認 友人知人のごくごく親しい人に日時の連絡 思いつくまま、問われるまま、いろんなこと

    • わたしはお酒が飲めません

      お酒飲めそうやねんけど、、、 わたしに会ったことのある人は例外なく私のことを【めっちゃお酒が飲める人!】と思うようです うん、だと思う。わたし自身、わたしのような人を見たら絶対お酒飲める人(お酒好き)やと思う! けど、わたしはお酒がからっきし飲めない! ビールはまずいと感じるし、日本酒はにおいを嗅ぐだけでしかめっ面になってしまう 唯一おいしいと感じて飲めるのは梅酒だけ その梅酒も原液にして小さじ1杯程度で顔は真っ赤になるし、動悸はするしで、動けなくなってしまう ものすご

      • 「ご安全に!」(2024.7.27)

        連日の猛暑が続いています パパもわたしも、建築業界 仕事はデスクワークもあるけれど、半分は外にいる仕事 日中はともに移動と打ち合わせ わたしは1日150キロくらい、パパは200キロくらい、あっちこっち車を走らせている 着いた先で、わたしは時に足場に上ることもあるけれどだいたいお客様宅に入ってお話をするが、パパは打ち合わせとともに現場に立つことが多い そんな二人だから、お互い仕事に行くときの合言葉は「ご安全に!」 *いわゆる現場の合言葉です ホントに互いの安全と、無事に帰宅し

        • 自宅で過ごす最後の夜

          例の悔やみの訪問は20時の人が最後だった(!) そしてパパの兄弟は今夜泊まっていくという (家族だけになりたい気持ちをなぜ尊重してくれないんだろう、、、)と思ったが、彼らにとっても一緒に大きくなった兄の突然の死 気持ちがおさまらないんだろうね ただ、ひとつだけ 「今夜は誰も和室に入ってこないでください!」 これだけははっきり彼らに告げた お線香を絶やさないとか、いろいろあるのはわかる けど、今夜だけは譲れない! 弟さんたちが義両親の部屋のほうに入って、人気はあるものの、や

        お通夜&告別式①

          パパのいない朝がきた③

          【葬儀をどうするか】 パパとは葬儀の話も含めて、これからの話はいっぱいしていた だけど、そのすべてはおよそ20年後のことであって、こんなに早くその日が来る予定じゃなかった ましてや私はどちらかといえば短命家系、パパは長生き家系 子どもたちにも「パパおいていくけどよろしくね!」っていつも言ってたくらいなのに、わたしがパパを送ることになるなんて、まったく想定外!! 20年後の予定の葬儀、ふたりの希望はもちろん家族葬 なんなら葬儀もなくても良いかも?くらいの話をしていたが、今回は

          パパのいない朝がきた③

          パパのいない朝がきた②

          タクシーに乗って、街を眺める 普段と変わらないように見えるこの人たちも、わたしたちみたいにいろんなことを抱えているんだろうな~、なんて考えてた タクシーに乗ってしばらくすると、持ってきていたパパの携帯が鳴り始める 予測していたが、仕事の電話が入り始めたのだ 「○○の家内でございます。実は・・・・・」 皆さん一様に驚き、電話の向こうで涙声になる人、何も言えなくなる人、様々な反応だった パパの仕事は複雑すぎて、とても一言では語れないのだけど、突然の彼の死によって慌てる人がいる

          パパのいない朝がきた②

          パパのいない朝がきた①

          元いた小部屋に息子たちと3人で座る パパを連れて帰るための準備が整うのを待つ 今どきの葬儀屋さんって24時間ダイヤルなんてあるんだね (留守電だけど)この度初めて知りました! 留守電に入れておくと、始業時間になると連絡をくれるらしい その間にざっくり思いつくまま連絡を始める 家に置いてきている義両親に伝えてもらえるよう、パパの兄弟に連絡をする わたしの兄、姉に連絡をし、母にも伝えてもらうように頼む そんなもろもろのことをしながら、息子たちともいろいろ話す 彼らも動揺して

          パパのいない朝がきた①

          あの夜をふり返って(2024.7.22)

          こんにちは!スタディです 初めてのnoteをUPして数日、パパが逝ってしまったあの夜のことを 一気に書き進めてみた 途中思い出すことで涙が出て、胸が苦しくなってしまったが、この作業がこれからの私に必要なことだと信じて、頑張ってみた 本当にわずか数時間のことだったのに、思い返すとどれもこれも書き留めておきたいことばかり こうして書き始めると、パパが苦しみ始めて、静かに息を引き取るまで、わたししか知らないことがいっぱいあったことに気づかされた このタイミングで書き留めることを

          あの夜をふり返って(2024.7.22)

          あの夜のこと⑤

          救急車を呼んだのがちょうど12時ころ そして先生の「終わり」のお話が終わって時計を見ると、3時前だったかと思う 死亡宣告は息子たちを呼び寄せてからとお願いし、彼らのタクシーの手配をする 今できることをしなければ、と、上司にメッセージの続き イベントの日だったので、その日に来てくれる予定のお客様の引継ぎ すぐに発注しなければならない物件の事務処理のお願い 今動いてる物件に顔を出せない旨を業者さんに連絡 夜中だけれど、メールやメッセージでできることを進める ホント、、、めっちゃ

          あの夜のこと⑤

          あの夜のこと④

          簡易なソファとPCの乗ったデスクのある小部屋に通される 廊下も含め、周辺は恐ろしく静か わたしが荷物を降ろして、椅子に腰かけるとすぐに、廊下を急ぎ足で近づく音 けれど私のいる部屋を通り過ぎて、隣の部屋に入っていく お医者様とそれに受け答えをする男性の声 言葉の端々にパパと同じ症状のような感じ 落胆するうめき声と、深いため息が聞こえる お医者様が処置室に戻られるとすぐにその男性が廊下に出てきた パパと同じくらいの年齢の方 救急で運ばれてきたのはこの方のご家族だろう 廊下の隅で

          あの夜のこと④

          あの夜のこと③

          救急車の中、わたしに今までの症状を確認した隊員の方が電話をしている 「おそらく解離・・・」の言葉が聞こえる なかなか受け入れ先が見つからない 家からさほど離れていない場所に停車しながらの連絡 どうも3か所ほど電話をしているようだが、どこも無理っぽい 隊員の方が運転者に向かって、 「仕方がない、いずれにしてもこの症状やったら○○しか無理や」 「ダメもとで○○に向かえ!」と指示を出している すぐに救急車は動き出し、すぐに高速に乗った パパは相変わらず苦しそう 負けず嫌いなパ

          あの夜のこと③

          あの夜のこと②

          (ああ、、、これは大動脈解離というやつか?!) エンドユーザー相手の営業職をしている私は、いろんなお話を聞く機会が多い 胸の痛み、背中の痛み、腰の痛み、、、 すぐに大動脈解離の言葉が浮かんだ わたしはパパを抱えて抱きしめながら 「おい~、おいていくんかい?」と声をかけた パパは苦しいながらも、そして少し朦朧としながらも 「んん?おいていくとは?」と返してくれた (コレ、おいて行かれるやつやん。。。)と思いながらも、 もう口に出すことはできなかった 息子たちもそばで見

          あの夜のこと②

          あの夜のこと①

          朝は普通に出かけていく二人だけれど、帰りはいつも遅い 息子たちが大学生だというのもあるけど、夕ご飯は21時 おおむね私が帰ってきて大急ぎで作ることが多いけど、 パパもご飯が作れる人だったので、私が遅いときは作ってくれる ともに50代、仕事に家庭に自分の時間に、フルに活動している日々 そんな感じで、ふたりとも忙しいのはいつものこと その中でもその週はとても忙しく、私はイベント前の準備でバタバタ パパは東京に出張(車)していました 12時近くに帰ってきたパパ 「先にお風呂

          あの夜のこと①

          わたしとパパ ~プロフィール~

          <わたし> 1971年 大阪生まれ 53歳 3人兄弟の末っ子(生まれも育ちも都会の下町) B型 会社員(住宅メーカーリフォーム営業) 好きなこと:海を眺める、ドライブ、音楽、食べること <パパ> 1966年生まれ 兵庫県生まれ (享年)57歳 3人兄弟の長男(生まれも育ちもそこそこ田舎) O型 自営業兼会社員(倒産2回・転職6回) *彼の仕事は一言では語れない( ´∀` ) 好きなこと:山登り、ドライブ、食べること <パパとの時間> 大学時代(建築学科)に出会い、そのまま

          わたしとパパ ~プロフィール~

          自己紹介/はじめてのnote

          初めまして、スタディです 2024年3月  ある夜突然、最愛の夫をなくしました 中途半端に強い自分は、狂うこともできず、逃げ出すこともできず ただ、日々を暮らすことで精一杯 いっぱいいっぱいになって、叫び出しそうになることも多く、吐き出すことで日々を過ごしていくことができるならと思い、ブログを始めてみました まだ53歳 このままゆるゆると、死んだように生き続けるにはいささか長すぎるように思います 彼を失った私が、残りの人生をどう生き抜いていくのか、今は全く見えないけ

          自己紹介/はじめてのnote