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パパのいない朝がきた③

【葬儀をどうするか】
パパとは葬儀の話も含めて、これからの話はいっぱいしていた
だけど、そのすべてはおよそ20年後のことであって、こんなに早くその日が来る予定じゃなかった
ましてや私はどちらかといえば短命家系、パパは長生き家系
子どもたちにも「パパおいていくけどよろしくね!」っていつも言ってたくらいなのに、わたしがパパを送ることになるなんて、まったく想定外!!

20年後の予定の葬儀、ふたりの希望はもちろん家族葬
なんなら葬儀もなくても良いかも?くらいの話をしていたが、今回はやっぱり昔ながらの葬儀を上げることに決めた
彼の死を伝えておきたい人が多いことと、なにより息子たちに「パパのこと」を知っておいてほしいと思ったから

26年前わたしの父が亡くなったとき、当時としては普通の葬儀をしたのだが、商売をしていた父の葬儀には、近所のおばちゃんたちがめちゃめちゃたくさん参列してくれた
口々にわたしたち兄弟に「あんたらのお父ちゃんはこんないいひとやった」とか「私の愚痴を黙って聞いてくれて、言い聞かすでもなくて静かに聞いてくれて何よりありがたかった」とか、ホントにみなさんが父をほめてくれたのだ
わたしは大のお父ちゃんっ子だったし、お父ちゃん大好きだったが、やっぱり大人としての父の良い部分をおばちゃんたちから聞かされて、改めて父のことが好きになった

【親の葬儀から学ぶものがある】
結構わたしはマジメにこう考えているのです
なので、思いがけず早くに父を亡くしてしまった息子たちに、わたしができることはオープンな葬儀をすることかな、、、と思い、決断をした

喪主はわたし、すべてはわたしがパパの意思を受け継いで決めていく

葬儀屋さんがiPadで葬儀のプランを説明してくれる
想定される出席人数は?→それによる会場選定(基本プラン確定)
そのうえで、会場の設えを決めていく
祭壇は一番小さいもの、お花は一番多いもの、サブの飾りは小ぶりのもので、お香典などは辞退、弔電はOK、などなど
さらにお返しなどの品物と数も決めていく
わたしもパパもお茶とコーヒーが好きだったので、モノはすぐ決まった
数は、、、そんなん予測がつかないけど、単純脳みその人なのでとりあえず「100で!」と言っといた(結果ちょうどの数でした( ´∀` ))
途中一瞬決めかねるようなこともあったが(パパならどうするやろ?)と考えると、すぐに答えは出た
ああ、今までいろんなことをパパとしゃべっててよかった。。。

お通夜は明日、告別式は明後日
今夜はパパとこの家で過ごす最後の日

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