山の記録~初めての登山は北穂高3106m
私の初めての登山が、登山の中でも本格的な北穂高でした。
それも単独で!
50代の頃、本屋さんで立ち読みした、登山雑誌の写真が美しかったので、ヨシッ!登ってみようと考えたのです。
山に対するイメージは、「ノルウェイの森」のような、木と湖の世界でしたが、その写真はゴツゴツとした山岳を写していたのです。
昨今富士山に登る人が多いですが、私は興味ありません。
富士山は歌手に例えるとアイドルのようなもの。
それより心に響く歌手の方が好きで、それが山なら北アルプスと言えます。
あと登山というと、朝日が昇るご来光が人気ですが、これも私的にはよくない。
漆黒の暗闇が、ほんの少し明るくなりはじめ、深い青色からオレンジに変わるまでが最高なんです。
7月下旬、会社を定時に飛び出し帰宅、1時間で準備を済ませました。
新宿から「さわやか信州号」という、夜行バスで上高地に入りました。
朝6時30分登山開始。 買ったばかりの登山用品はピカピカ。
気温15度くらいで涼しい。 梓川に沿って、緩やかな道が続きます。
横尾に到着。 穂高方向と槍ヶ岳方向の分岐点です。
ここから本格的な登山道が始まります。
正午涸沢に到着。 北穂高は目の前なので、一気に行けたのですが、念のため涸沢ヒュッテに宿泊しました。
高山病などのトラブルはありませんでした。 標高2310m。
小屋から出てみると、きれいな景色が広がっていました。
20時 10度。 夜空に流れ星が見えた。
翌朝6時10分小屋を出発して、北穂高に向かいました。
途中きれいな花やライチョウに出会いました。
景色も最高です!
3時間ほどで北穂高に到着です。 富士山が見えます。
携帯の電波も拾えます。
北穂高小屋に宿泊。 ここは日本で一番標高の高い山小屋だそうです。
2枚の布団に3人だと言われましたが、幸いにも1人1枚あてがわれました。
涸沢ヒュッテには子供がいましたが、北穂高小屋には、80代くらいのご夫婦が宿泊していました。
小屋で休憩後、山頂に登りました。
夕方ズ~とガスっていて、夕陽をあきらめていましたが、急にガスが途切れて、笠岳・槍ヶ岳がきれいに見えました。
真夜中、満天の星空に、流れ星がありました。