広島お好み焼き屋【皐月】の看板娘のリムは実は竜の姫巫女様でした! 第1話 序章 (3)
第1話 序章 (3)
その日から金髪碧眼の美少女は、毎日飽きることもなく。
伝説の聖地の一つである桃源郷にある。
自身の神殿造りの屋敷の胴鏡から、毎日観察をし続けてきたから。
大変に和服……。
そう、十二単がよく似合う。
美しい竜の姫巫女さま、レビィア姫さまがね。
自身の妹君である金髪碧眼の少女へと。
「リム、もう疲れたでしょ。お父さまの探索の方は、そろそろ辞めて、今日はもうゆるりとしないさい。わかりましたね?」と。
彼女は自身の妹君であらせられるリム姫さまへと。
大変に心配をした顔と声音で。
自分達二人の他界した父の転生者を探索する行為を。
今日は辞めるようにと諫めてきた。
「はい、姉上。リムは姉上の言われることを守り。もうパパの転生者を探索、探す行為をするのはやめて、ゆるりと読書でもしますね、姉上」と。