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広島お好み焼き屋【皐月】の看板娘のリムは実は竜の姫巫女様でした! 第2話 リムはパパの許へといきます! (1)

#創作大賞2023
#お仕事小説部門

第2話 リムはパパの許へといきます! (1)

「リム?」

「ん? なに姉上?」

「本当にあのひと許へと行くの?」

「うん、姉上。リムはそのつもりだよ」と。

 姉上が心配そうな顔をしながらリムに訊ねてきた。

 でもね、リムの想いと決意はね。

 非常に硬いの。

 地上で一番固いダイヤモンドの鉱石のようにね。

 だからリム達竜の姫巫女が住み暮らす桃源郷と地上とを繋ぐ扉、ゲートをね。

 リムは今から開こうと思うの。

 いくらリムの背を姉上が寂しそうに見詰めてきたとしても。

 だからリムは自身の口を開き、魔法を詠唱しょうと思うの。

「さあ~、竜の姫巫女たる我が地上へと降臨~。君臨するための光の扉を直ちに開け、開きなさい~。我は竜の神~!リムのために~!」とね。

 いくらリムの後ろから姉上が更に自身の口を開き。

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