広島お好み焼き屋【皐月】の看板娘のリムは実は竜の姫巫女様でした! 第2話 リムはパパの許へといきます! (1)
第2話 リムはパパの許へといきます! (1)
「リム?」
「ん? なに姉上?」
「本当にあのひと許へと行くの?」
「うん、姉上。リムはそのつもりだよ」と。
姉上が心配そうな顔をしながらリムに訊ねてきた。
でもね、リムの想いと決意はね。
非常に硬いの。
地上で一番固いダイヤモンドの鉱石のようにね。
だからリム達竜の姫巫女が住み暮らす桃源郷と地上とを繋ぐ扉、ゲートをね。
リムは今から開こうと思うの。
いくらリムの背を姉上が寂しそうに見詰めてきたとしても。
だからリムは自身の口を開き、魔法を詠唱しょうと思うの。
「さあ~、竜の姫巫女たる我が地上へと降臨~。君臨するための光の扉を直ちに開け、開きなさい~。我は竜の神~!リムのために~!」とね。
いくらリムの後ろから姉上が更に自身の口を開き。
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