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CJって何? 問われて”Challenging Jijiiこそ目指す生き方”なんて答え…

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CJって何? 問われて”Challenging Jijiiこそ目指す生き方”なんて答えるが、実は甥っ子の娘と雑談していて”チャラいジジイだ”と言われたのが事の発端、 駐在員生活計9年、帰国後47都道府県を車で制覇、その他思い出すまま徒然に筆を進めます、是非お付き合いください

記事一覧

元ポルトガル駐在員の推しの街 エボラとオビドス

 前回投稿したモンサラーシュに続き、とても思い出深いが、夫々全く対照的な街を二つ紹介したい。  一つは、リスボンからモンサラーシュへ向かう途中で立ち寄ったエボラ…

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6日前
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お気に入りの白ビールを成城石井で発見

 ドイツへ度々出張していた頃、現地サイドとのタフな話合いをなんとか乗り切って日本へ帰国する日は、身も心もホッとして朝からウキウキ気分。  フランクフルト空港へ向…

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1か月前
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元ポルトガル駐在員推し 一度はモンサラーシュへ

 駐在して4年間住んだ経験から、一番のお勧めはモンサラーシュ。日本から訪れた知人がわざわざ遊びに行くと言うので、興味を持ち調べて自分も行きたくなった場所で、また…

CJMasashi
2か月前
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ポルトガルのクリスマスイブと結婚式 後編

 その時出張していた先の社長は、配下駐在員の任期終了に伴い、後任を早急に決定する必要があった。当時知る由もないが、私がその候補の一人となっていて、適性の見極めが…

CJMasashi
2か月前
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ポルトガルのクリスマスイブと結婚式 前編

 ポルトガルへの出張中、クリスマスイブに遭遇した出来事とその後に駐在員として経験した話。  12月はいたる所で飾り付けがとても綺麗で、街行く人々の表情も何となく晴…

CJMasashi
2か月前
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ポルトガル ユーロカップ 2004 決勝戦の夜

 現在ドイツで開催中のユーロカップ 2024の話題に接すると、20年前に行われたポルトガル対ギリシャの決勝戦の夜が浮かんでくる。  当時、C. ロナウドは若手有望選手の一…

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3か月前
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タイの結婚式に招待された体験記 後編

 夕刻のそれらしい時が来て、タイの儀式によくあるパターン・・・いつ始まったのか、誰が参列者なのかも判然としない集まりの中に連れ出された。  服装は小ザッパリした…

CJMasashi
3か月前
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タイの結婚式に招待された思い出 前編

 タイでは様々な儀式やお祝い事があるが、中でも一時的な出家の門出と結婚式が盛大に催されるイベント。駐在していた際には、お葬式も含めて色々と参列させてもらったが、…

CJMasashi
4か月前
18

タイ 元駐在員のお勧め料理とその食べ方  

 タイ料理に定番の調味料セット、クルアン プルン この発音というかイントネーションというか、これがとても難しい。初めて行った店では伝わらないことが多く、これが地…

CJMasashi
4か月前
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タイ 駐在員が通う料理店 その二

 前回に引き続き、小ぎれいな店を綴ってみよう。バンコク スクムビット通りのSio55にあったトンクルアン、今はSoi49に移っているが以前の店の思い出がとても強い。現地の…

CJMasashi
4か月前
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タイのプー(ニムニム)パッポンガリー

 現地の料理を楽しみたいなら”そこの駐在員に聞け”とはよく言われる事。自身が堪能するのは勿論、来訪者を連れて行ける安くて美味しい店を確保するのも業務の一つ、中に…

CJMasashi
4か月前
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ポルトガルでサパテイラ プレパラーデ

 お勧めの美味しいポルトガルの食べモノ続編。  借りた部屋のオーナーがとても親切な人で、マンションの周りにある地元の人が通うレストラン、テラスが素敵なカフェや鳥…

CJMasashi
5か月前
13

ポルトガルのカメノテとウナギ

カメノテと呼ばれる食べ物をご存知だろうか。貝の一種で、見かけは亀の手首から先を甲羅から切り離した様な形をしており、これが海辺の岩肌にびっしりと張り付いているのを…

CJMasashi
5か月前
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ポルトガル 日に客2組だけのレストランと赤ワイン

 仕事で関係先を訪ねた時の素晴らしい経験、そして、今でも忘れられない赤ワインと出会った記念すべき日の話である。  朝からの打合せが一段落してちょっと遅めの昼食時…

CJMasashi
5か月前
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人の振り見て我が振りを・・・

 ちょっとした個人的な記念日やイベントに、時々利用する寿司屋へ妻と出かけた。  そこに現役を引退したと思しき男性が元の同僚らしき二人と来ているのに出くわした。仕…

CJMasashi
6か月前
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ポルトガルの高速道路での出来事

 長期連休が始まる前夜、翌日からの予定をアレコレ考えながらリスボンの自宅へ通じる高速道路上にいた。途中で、同じくリスボンへ帰宅する同僚の駐在員と遭遇したので、先…

CJMasashi
6か月前
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元ポルトガル駐在員の推しの街 エボラとオビドス

元ポルトガル駐在員の推しの街 エボラとオビドス

 前回投稿したモンサラーシュに続き、とても思い出深いが、夫々全く対照的な街を二つ紹介したい。

 一つは、リスボンからモンサラーシュへ向かう途中で立ち寄ったエボラ。ポルトガル中央内陸部でリスボンのほぼ真東に位置する地方都市。城塞で取り囲まれた街の入口では青い空と明るく素敵な広場が出迎えてくれる。

 ここを通り過ぎて街中に入り、神殿や修道院を眺めながら奥に進むと目的のサン フランシスコ教会に到る。

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お気に入りの白ビールを成城石井で発見

お気に入りの白ビールを成城石井で発見

 ドイツへ度々出張していた頃、現地サイドとのタフな話合いをなんとか乗り切って日本へ帰国する日は、身も心もホッとして朝からウキウキ気分。

 フランクフルト空港へ向かう高速鉄道の中で提供されるのが、このビショップのラベルのヴァイスビア(白ビール)と簡素なスナックだった。これが楽しみと言わずして何と言う、とばかりに、毎回朝から一人至福の時間を過ごしていた。

 ある時、いつもの様にビール片手に流れ去る

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元ポルトガル駐在員推し 一度はモンサラーシュへ

元ポルトガル駐在員推し 一度はモンサラーシュへ

 駐在して4年間住んだ経験から、一番のお勧めはモンサラーシュ。日本から訪れた知人がわざわざ遊びに行くと言うので、興味を持ち調べて自分も行きたくなった場所で、またとない体験ができた。

 イベリア半島の大平原の中にポツンとある岩山の上に、侵入者を見張り、それを撃退する為に建てられた太古の城塞が点在する。中でも、丘の上の城を中心に村が出来て取り囲み、城塞都市となったのがモンサラーシュ。

 リスボンか

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ポルトガルのクリスマスイブと結婚式 後編

ポルトガルのクリスマスイブと結婚式 後編

 その時出張していた先の社長は、配下駐在員の任期終了に伴い、後任を早急に決定する必要があった。当時知る由もないが、私がその候補の一人となっていて、適性の見極めが今回の出張の裏の目的でもあったらしい。

 そんな事情から、前夜のクリスマスイブのトラブル体験からポルトガルに対するイメージの悪化を懸念した社長は、急遽、かなり高級なクリスマスランチのオファーに至ったという訳。そんな背景露知らず、呑気にラン

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ポルトガルのクリスマスイブと結婚式 前編

ポルトガルのクリスマスイブと結婚式 前編

 ポルトガルへの出張中、クリスマスイブに遭遇した出来事とその後に駐在員として経験した話。

 12月はいたる所で飾り付けがとても綺麗で、街行く人々の表情も何となく晴れやかな感じ。初めての欧州でのロマンティックなクリスマスイブを期待して、現地駐在員の取り纏め責任者に出張者二人組は夕食に連れて行ってもらうことに…

 ところが当然のことながら、ポルトガルは敬虔なキリスト教徒の国。イブの夜は仕事などする

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ポルトガル ユーロカップ 2004 決勝戦の夜

ポルトガル ユーロカップ 2004 決勝戦の夜

 現在ドイツで開催中のユーロカップ 2024の話題に接すると、20年前に行われたポルトガル対ギリシャの決勝戦の夜が浮かんでくる。

 当時、C. ロナウドは若手有望選手の一人として出場、レジェンドのMFルイス フィーゴがポルトガル チームを牽引。特に団結力が素晴らしく、並み居る強豪のスペインやイングランドを打ち負かしてあれよあれよという間に決勝戦にコマを進めた。

 ポルトガルの人たちは、予選リー

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タイの結婚式に招待された体験記 後編

タイの結婚式に招待された体験記 後編

 夕刻のそれらしい時が来て、タイの儀式によくあるパターン・・・いつ始まったのか、誰が参列者なのかも判然としない集まりの中に連れ出された。

 服装は小ザッパリした普段着(?)、音だけの花火が数発轟き、定番の耳をつんざく低音を発する大きな古めかしいスピーカー。ステージではリオのカーニバルかと見間違える様な踊り子が踊っていて、その周囲にはネオン管やスポットライトがいくつも並べられて色とりどりの光を発し

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タイの結婚式に招待された思い出 前編

タイの結婚式に招待された思い出 前編

 タイでは様々な儀式やお祝い事があるが、中でも一時的な出家の門出と結婚式が盛大に催されるイベント。駐在していた際には、お葬式も含めて色々と参列させてもらったが、地方で行われた結婚式は忘れられない。

 ある日、現地スタッフの一人が緊張した面持ちで近づいて来て、独特の右手だけで差し出すスタイルで白い封筒を渡された。中を見ても意味が分らないので現地マネージャーに確認。すると、事前に相談を受けていたらし

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タイ 元駐在員のお勧め料理とその食べ方  

タイ 元駐在員のお勧め料理とその食べ方  

 タイ料理に定番の調味料セット、クルアン プルン この発音というかイントネーションというか、これがとても難しい。初めて行った店では伝わらないことが多く、これが地方へ行って屋台で伝われば一人前か!

 通じない場合は、”ナンプラー(魚醤)、ナムソム(酢)、ナムターン(砂糖)、プリックポン(粉唐辛子)のシー ヤーン(4種類)ミーマイ? (有るか)”と聞けばどこに行っても大丈夫。前回取り上げたおつまみの

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タイ 駐在員が通う料理店 その二

タイ 駐在員が通う料理店 その二

 前回に引き続き、小ぎれいな店を綴ってみよう。バンコク スクムビット通りのSio55にあったトンクルアン、今はSoi49に移っているが以前の店の思い出がとても強い。現地の人々が家族連れで利用する、庶民の店である。

 昼前に周囲を少し散歩して、ちょっと遅い昼食に訪れる。強い日差しのもと汗ばんだ身体を店の中庭、風通しの良い木陰のテラス席へ。定番のガイヤーン(トリの丸焼き)と地元のシンハービールを注文

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タイのプー(ニムニム)パッポンガリー

タイのプー(ニムニム)パッポンガリー

 現地の料理を楽しみたいなら”そこの駐在員に聞け”とはよく言われる事。自身が堪能するのは勿論、来訪者を連れて行ける安くて美味しい店を確保するのも業務の一つ、中には代々の駐在員間で引き継がれている処もある。

 前回まで取り上げて来たポルトガルとは少々異なり、タイの店のレベルはピンキリなので、先ずはちょっと小ぎれいな店のお話から・・・

 バンコクで日本人がたくさん住んでいるスクムビット通りのSoi

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ポルトガルでサパテイラ プレパラーデ

ポルトガルでサパテイラ プレパラーデ

 お勧めの美味しいポルトガルの食べモノ続編。

 借りた部屋のオーナーがとても親切な人で、マンションの周りにある地元の人が通うレストラン、テラスが素敵なカフェや鳥の丸焼きの店など色々と教えてくれた。その中で、安くて美味しくボリューム満点、何よりビールがグラスに泡無しでなみなみと注がれてくるのがうれしい店のお話。

 前回の投稿で紹介した定番のカメノテ、海老の塩茹と自家製のしっとりとしたパンをパクつ

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ポルトガルのカメノテとウナギ

ポルトガルのカメノテとウナギ

カメノテと呼ばれる食べ物をご存知だろうか。貝の一種で、見かけは亀の手首から先を甲羅から切り離した様な形をしており、これが海辺の岩肌にびっしりと張り付いているのを想像すると食欲も失せようというシロモノ。ポルトガルで初めて見た時はぎょっとしたが、日本でも食される海産物だと聞いて二度ビックリ。

 リスボンで住んでいた町では当時日本人はたぶん我々家族(私と妻、高校生の息子)だけで、地元の市場へ行くと店の

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ポルトガル 日に客2組だけのレストランと赤ワイン

ポルトガル 日に客2組だけのレストランと赤ワイン

 仕事で関係先を訪ねた時の素晴らしい経験、そして、今でも忘れられない赤ワインと出会った記念すべき日の話である。

 朝からの打合せが一段落してちょっと遅めの昼食時、訪問先のオーナーが素敵なレストランを予約してあるから行こうと言う。道すがらの説明によると、ワイナリーを営んでいるその地方の資産家が経営している店で、午餐と晩餐それぞれに一組の予約だけを受けるのだそうな。

 どんな店なんだろうと期待して

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人の振り見て我が振りを・・・

人の振り見て我が振りを・・・

 ちょっとした個人的な記念日やイベントに、時々利用する寿司屋へ妻と出かけた。

 そこに現役を引退したと思しき男性が元の同僚らしき二人と来ているのに出くわした。仕事がらみの話がほとんどでどんどんボルテージが上がり、小さな店内のこと、聞くともなしにその声が耳に飛び込んで来る。途中、聞き覚えのある名前が話題に上ったような気がして、思わず妻と顔を見合わせた。

 海外ビジネスで成し遂げて来たこと、問題を

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ポルトガルの高速道路での出来事

ポルトガルの高速道路での出来事

 長期連休が始まる前夜、翌日からの予定をアレコレ考えながらリスボンの自宅へ通じる高速道路上にいた。途中で、同じくリスボンへ帰宅する同僚の駐在員と遭遇したので、先を行く彼の後につけてタンデム走行。

 尚、本投稿に関しては、登場する同僚の了解を得てあります。

 左に大きくカーブしながら下る追越車線を走行中にそれは起きた。前を走る車に徐々に近づいたその瞬間、突然その車が中央分離帯に激突。先行する同僚

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