3・11に寄せて
「3・11」・・・もう13年もたっているのですね。
日常に戻っている私のようなものは「もう」と話しますが、「まだ」と思っている方も数多くいらっしゃるのだと思います。
思いの丈に寄り添えば、これを話題とすることの是非について悩みましたが、今週の教室の「トピック」冒頭で触れさせていただくことを決めましたので、内容を引用させていただきます。
この後、教室としての対策など話は続いていくのですが…。
水筒・・・
水分補給は健康維持に必須!
自身だけでなく、新型コロナなどのウイルス対策、熱中症対策にもつながります。
命をつなぐ大切なアイテムです。
上履き・・・
被災時に逃げるとき素足だったら???
スリッパは足の裏を守るかもしれませんが、迅速な行動には不向きですよね。
なにより、小さな子供が靴を履き替えるのにどの程度の時間が必要か考えてみましょう。
緊急連絡先・・・
契約書に記載を求める欄があります。
時折、「自宅」と「自分の携帯番号」を記載なさる方がいらっしゃいますが、「緊急時」を想定して尋ねています。
残念なことに、このようなメッセージを幾度となく伝えておりますし、入会面談でも、守っていただくことの必要性も説明しているのですが、なかなか守ってくださる方が100%には到達しません。
とはいっても、ここ数年はその努力が実り9割程度の方は、方針を理解し対応してくださるようになってきています。
草の根運動の威力はすごい!!
無駄に思えるほど小さな一歩でも、種を植え続けることが大切ということです。
それは、「私⇒保護者」だけでなく「保護者⇒子供」も同じこと。
教室でお預かりする時間はわずか50分、この間「何も起こらない」という保証はないのです。
どんなにしっかりして見えるお子さんでも、親が考えているほど成熟した判断力は有していません。
だからこそ、一番関わりの多い家庭でたくさん話し、たくさん考えることが何より大切です。
それぞれのご家庭で、ぜひ「防災の意識」という種をまき続けてください。
それは、テレビを通してでもいいでしょう、日常会話でも、絵本でも・・・。
きっかけは何でもよいのです。
知るチャンス、考えるチャンスを作るチャンスをつくる・・・これこそが種まき、そう思います。
最後に余談ですが…
当時5年生だった長男のクラスは、被災時家庭科の授業を行っていたそうです。しかも調理実習。
帰り道、長男は、作ったものを食べることができなかった悔しさを何度も何度も話していました。
※もとより様々なタイミングを逃がすタイプなので・・・
でも、その時、私は、調理中(包丁を使ったり、火を使ったり)でなくてよかった・・・、それしか頭に浮かびませんでした。
そして、そのことに感謝すらしていました。
親ってそんなものだし、子供ってそんなものだということです。
今回もご拝読ありがとうございました。
さ、気を引き締め笑顔で1日を過ごしてまいりましょう!
適うのであれば、「スキ」の足跡をよろしくお願いします。