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毛嫌いと後回し癖
とかく物事を始めるのが遅い。
何か文章を書こうと思って、このアカウントを作ったのは2023年10月だった。今この文章を書いている時から、3か月以上は前のことだ。
折角何か書こうと思い立ったのだから、駄文でもなんでも書いてやろうと思った。かといって急に手掛かりもなく文章を書くのは難しいと思った。
そのため「文章の書き方」という本を図書館で借りて、それを読みながら実践しようと思っていたのだが、今日がその本の返却日だ。しかもまだ読み切れていない。
こういうようなことを今まで人生のうちでもずいぶん繰り返してきた気がする。
しかし何か新しい物事を思い切ってやってみると良い刺激がたくさん得られることが多い。
今までとは物の見え方が変わったり、生活の質が大きく変わったりもする。
先月のことだが、思い切ってランニングシューズを買った。
運動というものは辛いし、楽しいものでもないと思い避けてきたが、ランニングを続けてみることにした。
最初こそ慣れない運動に疲れ、生活のリズムが大きく崩れたりもしたのだが、今は却って運動をしなかった時期より快活に過ごせている気がする。
また、ランニングそれ自体も結構楽しいのだ。
全身を使って、地面を蹴り、街の中を(体力の持つ限り)自由に走っていく。確かにしんどくなることもあるが、体を思いきり使う感覚がそれ以上に気持ち良いのだ。
このように毛嫌いしてきたり、興味がないと思っていたことでも、いざやってみると思いのほか気持ちよく心身ともに開いていく、というような経験を何度もしたことがある。
それで後になって後悔し反省して、「とにかく下手でも続かなくても何でもやろう」と思うのだが…
自分の悪い癖で、(忙しいから、他にやりたいことがあるから、お金がかかるから…など)何かしら理由をつけて後回しにしてしまう。
ただ確かに、忙しければ何か新しいことに取り組むのも難しいし、他に熱中していることがあるなら(少なくともその熱がある間は)無理に「何か別のことを」と思わなくともいいだろう。
とはいえ、そういうチャレンジ精神(というと安っぽく聞こえるが)は常に持ち続けたいものである。
大きな事でなくとも、むしろ地味なところからこそ、新鮮な気持ちを持って臨んでいきたい。
例え下手でも、続かなくとも、実際の行動にしてみる。
その方が後回しにしてしまうよりよっぽど良いと思う。
今日は図書館で借りていた本の返却日なので、図書館に行く。
そのついでにまだよく知らない分野の本を、一冊二冊は借りたいと思う。
今日返却する本の中には、ついに借りている間実践することはなかった水彩画の入門書があるが気にしないことにした。