久しぶりに会った知り合いに声をかけられるか
昨日ちょっと書いた、「久しぶりに会った知り合いに声をかけられるか」問題ですが、なぜ私は声をかけられないのか?なぜそんな人間になってしまったのか?
その人が本当に知り合いなのか?単なる他人のそら似で、全く縁もゆかりもない人なんじゃないか?という考えが声をかける前に頭を過るという一面もあるにはありますが、それよりも根深い問題がありまして、それは「その人が私のことを憶えていなかったらどうしよう」ということなのです。
いや、誤解のないようにもうちょっと正確な表現をしなきゃいけないかもしれません。
「憶えていなかったらどうしよう」→「ああ悲しい」→「声をかけるのをやめよう」ではないんです。
「憶えていなかったらどうしよう」→「きっとこちらが声をかけたら、私のことを憶えていなくても『ああ』とか言って分かったフリをされるだろう」→「そんないらぬ思いをさせるのは忍びない」→「声をかけるのはやめよう」なんです。
その方にもその日一日のプランがあるはずです。そこへ、フラッシュモブみたいなサプライズが降りかかってきたら迷惑なんじゃないかな?
それをまた誤魔化そうと、アカデミー賞クラスの演技を見せられるのも気が引けるし。
こんなことをちまちまねちねち考えて、結局声をかけずに終わる訳です。
「傷つきたくない」の質が全然違うのです。ホント哀しい奴です。