18時以降
先日、取引先の方、取引先と言っても仕事ではないんです。あ、いや向こうは仕事なのかな?
まあとにかく、先方さんからメールで連絡があったんですね。内容は「ご相談したいことがあるのですが10/14にお時間ありますか?」的なことです。この連絡自体は10/12にありました。
この文面なら「何か電話じゃなきゃ話せないことなんだろうな」と思いますよね。日を改めて連絡するって言ってんですから。
すぐに返信しました。まず「今じゃダメなのか?」とは思ったんですけど、12日は土曜日だったし、なんか気ぃ遣ってくれてんのかなあ、その割には14日って祝日(スポーツの日)じゃんとは思いました。
でも別に、私にとってこの連絡は仕事ではないので、休みの日にあっても全然いい。ただいかんせん、私は祝日は仕事があるのです。
だから仕事が一段落する「18時以降なら大丈夫なので、18時以降に連絡ください」と返信しました。
ただこれは、その日18時に仕事が終わるという意味ではありません。18時以降も仕事はあります。でも電話に出れる状態にあるということです。18時までは電話に出ること、出て込み入った話をすることは難しい。ということです。
だから18時以降はパソコンの前で自分のスマホを前にしながら連絡を待っていました。仕事をしながら。
しかし待てど暮らせど連絡はない。やがてデスクワークも終わり、その日は帰りました。自分から電話すれば良かったのかもしれませんが、向こうも忙しいのかなと思ってたらなかなかできなかった。
家に帰ってもまだ連絡は来ません。そうこうしてるうちに、電話するには夜遅くなってしまいました。なのでその日はこちらからは何の連絡もしないで寝ました。
そしてそのことをすっかり忘れておりました。つらい日もありました。楽しい日もありました。時は過ぎてゆきました。
そして今日、10/21、12:00頃。その方から電話があったのです。
「すいませーん。ご連絡するのをうっかり忘れておりましたー」と言われても私は全く怒るつもりはありませんでした。
人間ですから忘れることはありますよ。先方もお忙しい方ですし、顧客は私だけではないのです。脳のキャパシティをオーバーしてしまうことはあります。そもそも私だって忘れてたんですから。思い出していただいただけ有り難い。
しかし、何の前口上もなく、フツーに「例の件ですが…」てな感じで要件を話されて、「ご相談」は終了しました。
私は大きな「?」を抱えて、今一度メールの文面を確認した訳です。
そこには確かに「10/14、18時以降にご連絡します」とあります。
間違ってはいないのです。
10/21の12:00は、10/14の18時以降なのです。
「以降」のポテンシャルを、私が見誤っていただけでした。
10/14、18時以降を、私は勝手に「14日のうちに連絡がある」と思い込んでいたのです。
思い込みって怖いですね。
って本当にそうなの!