仕事は自分とのマッチング、58歳、再び新たな一歩へ
もはや数えるのも面倒になりましたが、51歳から働き始めて経験した職場が13件になりました。
シャトレーゼ→イオン→ニトリ→児童館→コンビニ→通信制高校→しまむら→リユースショップ→洋菓子屋→ベーカリー→倉庫バイト→ドラッグストア→児童クラブ
この9月にはとうとう58歳になり、家族は誰も祝ってくれないのでソロバースデーおめでとう~!ということで、再び無職になって振り出しに戻ったわけですが……
さて、どうしよう?
立ち仕事は膝にくるし、腰も痛い。かといってスキルが無いから事務職は無理だしなあ。
我慢することの多い仕事や、暇でやることのない仕事はもうムリ、
特に「暇な仕事」だけは絶対にやらないぞ、ってことで。
「そろそろ教える立場になりたいかも……」
何しろずっと新人で、20代にマウントを取られっぱなしだったので(いや、弱すぎだろ)って思いますよ。この歳で何をやってんだと。
それでも最近は自分と向き合うようになって少しずつ堂々と振舞えるようになってきました。過去のトラウマもだんだん浮かんでこなくなり、親に刷り込まれた価値観や完璧主義も薄くなっていい感じ。自分を責めないので呼吸が楽です。
自分がアダルトチルドレンだと認められるようになってからは、心を育て直すために色々な環境に身を置いてきました。
仕事は続きませんでしたが、それぞれの職場で経験したことが「新しい自分づくり」に役立っていると感じます。
「自分を大切にする、自分の意志を尊重する」
そういう生き方ができる気がするというか、無理な我慢、要求されたことに応えようとする努力はもうできない……
それより、今までの経験を活かせる仕事がしたいなあ
学童保育で働いたこともあり「子供に勉強を教えたい」という欲求が高まって、
「そうだ、塾講師になろう!」
「京都に行こう」のノリでやることじゃないけど、最近は60代の元教員が塾業界でぼつぼつ採用されているらしいので、それならひょっとしていけるかも⁉
暇でやることのない仕事だけはやりません
だって楽しくないから。
仕事に成長を求める必要はなくても、楽しいと思える瞬間がないと心が死んでしまいます。
今までも仕事がなくて暇すぎたり、逆に、皆の嫌がる仕事ばかりまわされたり。なので「ちゃんと仕事を割り振ってくれるマネージャーのいる職場」を選びたい。
余剰に人を入れて、「忙しい時以外はぼーっとしておいていい」なんて人の使い方をするバイト先が多いから困る、と思っていたら、世の中には「それが好き、そういう楽な仕事が合ってる」という人もいるんですね。
そっか、雇い主に文句を言うより大切なのはマッチング。
自分に合うかどうかで決めればいいんだ
それで、今回は「合っていない」と感じたら選ばないことにしました。
後はなんだろう、譲れない条件というと……
そういえば以前、
「男のいない職場はいやだ~」
と書いたのですが、男性が多ければ多いで、男性の意識を一人でかっさらう女性に嫉妬してしまい、自分に優しくない男性は逆にストレスっていうか。
(いや、めちゃくちゃ勝手だな)
学童の職場に男を手の平でころがす魔性のシングルマザー(社員40歳)がいて「いや、女出しすぎだろっ、そんなテクは必要ないぞ~」と腹立たしくて。
ああいう感覚って若い頃には普通にあったけど、最近はすっかり忘れていました。
(枯れかけてるぞっと)
そこでさっそく、前回、学童保育の面接で落とされた会社に、おばさんの図太さ発動でもう一度アタック。
担当者が違うので、「放課後子供総合プラン」のお仕事をゲットしました。
小学生と工作をしたり運動したりする3時間ほどのお仕事です。
夏休みや冬休みには仕事がないというちょっと困った条件ではあるんですがこれなら続くかも。
ついでに塾も3件応募。
結果、3件とも採用してもらえて、すごいですよね、落とされると思っていたのに。
ただ、働ける時間数が少ないのでお金にならず完全に副業です
(理由はそこかも)
そこから雰囲気の良かった一件を選んで。
しばらくは放課後子供教室と学習塾の二本立て。
予想外の展開に自分でもびっくりしています。
今までになかった新しい道。
子供に勉強を教えるのはかなりストレスもあるので、うまくやらなきゃと思いつつ、放課後子供教室が楽すぎて、こちらはスタッフの数が多いので人間関係が難しそう。
ほんと。
心を癒し、心を守り、体を考えて生きていくって大事ですね。
いくら老後にお金が必要でも、無理をすれば体を壊すし、歳をとったからこそ自分に合ったものを自分で選ぶ。
これからはそういう生き方をしていきたいと思います。