日本の職人さんに会いに ~染色補正つとむ:染色補正~
染色補正の工房である「染色補正つとむ」の草木さんにお話を伺いました。
染色補正というあまり聞き慣れないお仕事ではありますが、どんなお仕事をされているのでしょうか?
お仕事の内容から経営者である草木さんのお仕事に取り組む姿勢まで沢山のことを教えて頂きました。
・染色補正とは
染色補正つとむについて
染色補正はクリーニングをイメージして頂けると良いのではないでしょうか。
染色補正つとむではどんな小さな染みでも治してしまいます。
草木さんは着物修復のスペシャリストで
す。シミ落としをするだけではなく、日光や長期保管の色褪せを元通りにすることもできます。
また、好みが変わり着なくなっていた着物の色を変える事や柄足しなど着なくなっていた着物に命を吹き込んでいます。
しかし草木さんの技術はそれだけではありません。
草木さんは着物の白生地を染める「つぶしや」としてキャリアを積まれ、23歳のときに独立されました。
つぶしやとして働かれていた際の人脈も多く営業は1人でされているそうです。
草木さんはどんなことにも対応してくれる駆け込み寺のような場所を築き上げています。
例えば、
着物だけでなく洋服やスーツも対応可能で、少しのシミなら一箇所500円より受けて頂けます。オリジナル着物のオーダーも受け付けており、世界で一着だけの着物を作ることも可能です。
染め物の何でも屋と言って過言ではありませんね。
・作業風景
①染み抜き
染み取りの仕方
1酸で色を抜く
2蒸気スプレーにあてる
3ここで抜けなければ、違う薬
4水スプレー
5伸ばしながら乾かす
6生地伸ばす
7ブラシ
②柄足し
この技術で小さい着物を着ても柄が綺麗に映るそう。再現度の高さに感激しました。
・染色補正への思い
染色補正つとむは染色補正の枠にとらわれず、
人脈と技術を生かし様々な事に挑戦されています。
着物から洋服まで、染み抜きから白地への染色まで幅広い業務をこなしていらっしゃいます。
やはりその業務の幅広さは草木さんの前向きな姿勢から来るものであると感じました。染め物の何でも屋を目指し様々なアイディアを日々実践されています。
着物業界は縮小しているように感じられますが、歴史長いバックグラウンドがあるからこその安定感の先に新しい物を追い求められると感じました。
細かく作業が分かれる伝統産業で一貫してお任せ出来るのは安心できますね。
・まとめ
今回着物初心者にもとても分かりやすく、
そしてフレンドリーな人柄で楽しく取材させて頂きました。
見たことがない機械や様々な染料があり、まるでアトリエみたいな空間でした。
他の染め屋さん等と比べると機械よりは手作業で染色されるとのこと。
グルメな方で、京都の美味しいお店も教えて頂きました。
京都以外から行かれる方はおすすめのお店を聞いてみてもいいかもしれません。
染色補正つとむでは工場見学や作業見学も受け入れていらっしゃるそうです。お困りごとがある方、オリジナルの帯や着物が作りたい方、等染色に少しでも興味がある方は染色つとむへお問い合わせください。
フレンドリーなお人柄で力強い見方となって下さると思います。
・企業情報
https://www.google.com/amp/s/shimo-higashi-kyoto.mypl.net/amp/shop/00000360500/
電話番号:
075-741-8444
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