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第69回 “聴く感性”の惰性化を乗り越えよう!

こんにちは、株式会社ビブレンスでIT部門を担当する ST です。
いまが寒さ最高頂の時期!それでも暦では立春も過ぎて、春はもうそこまで来てるんでしょうね。

さて、このところITの話ばかりだったので、今回は2ヶ月半ぶりに音楽の話題🎶
先週はグラミー賞の発表がありましたね🏆
賞には興味がないって? 実は僕もそれほど賞には興味がありません。ましてやグラミー賞のような大きな賞であればあるほど。
しかしだからといってそれをちゃんと観ない聴かないというのはとても損をしているような気がします。

「ベスト・ロックアルバム」ではストーンズの“Hackney Diamonds”が受賞していましたが、まぁストーンズにとってはグラミー賞などは屁みたいなものでしょうから、何にも気にしてないんでしょうね。
「レコード・オブ・ザ・イヤー」ではケンドリック・ラマーが受賞、ケンドリック・ラマーは「ソング・オブ・ザ・イヤー」も受賞なので二冠でしたね。
ビヨンセは例のカントリーアルバムで5度目の正直で念願の「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ビヨンセはディディ事件との関わりは大丈夫なのか?!
僕の好きなサブリナ・カーペンターが“エスプレッソ”で「ベスト・ポップ・ソロ・パフォーマンス」を受賞していました。
そして僕のいちばんの注目はチャペル・ローンが「ベスト・ニュー・アーティスト」を獲ったこと!

あまり好みでないアーティストもたくさん登場しましたが、いま最も好きなアーティストであるチャペル・ローンやケンドリック・ラマーにはやはり惹かれるものがあります。
特にチャペル・ローンは、個人的にはシンディー・ローパーの再来かなと思わせるようなビジュアルと音楽性を感じます。

僕の哲学の1つに、
「最新のものが最良である」
という考えがあります。たとえ最新でバグがあったとしても。
もちろんクラシカルなものは全く否定しませんし、クラシカルなものでもいまだにたくさん愛聴している作品はあります。
それはクラシックでもジャズでもブルーズ、レゲエでもニューウェイブでもクラシックロックでも歌謡曲でも、ジャンルは関係なく愛聴しています。

しかし、常に最新のものを目にしたり耳にしたりするというのは、やはり時代を感じながら生きるということでもあると思います。
最新だからこそ、先端技術や新しい言葉や表現を使い、時代を反映して、今まであり得なかったことを作るということが可能でしょうから、そういったものを体験しないのはもったいないです。

グラミー賞に話を戻すと、
ビヨンセのカントリーアルバムは本当にカントリーを愛する根っからのカントリーファンにも愛聴されているのかな?とか、
ケンドリックラマーが受賞したことでまた激しいビーフが起きるのかな?とか。
グラミー会場でのクインシー・ジョーンズを追悼するパフォーマンスはなかなか素晴らしいものでした!


僕は五感の中では「聴覚」が最も「原初的」だと信じている人間です。
なぜなら、お母さんの胎内で生命が芽生えたときに、いちばん最初に感じるのはお母さんの心音だったり血液が流れる音だったりするわけです。
そして、その時点では何も見えない。だから逆に言ったら視覚は最もあてにならない。
聴覚こそが最も原初的で根幹的な感覚だと僕は思っているわけです。
それ故にちょっと極論ですが、「聴き分けるセンス」を持っていない人間を僕は信用しません。
それほどまでに音楽を含めた音の感性は大切だと考えています。

多くの人は、なぜ歳を取るとみんな最新上映の映画は観たりするのに、最新の音楽は聴かなくなってしまうのでしょうね?

「新しい音楽を聴く」ということは、「若者の音楽を聴く」ということでは決してありません。
その証拠に、高3の担任をしている僕の友人が、クラスの生徒全員にビリー・アイリッシュの“Birds Of A Feather”を聴かせたところ、みんな「知らない、聴いたことがない」ということだったそうです。
“Birds Of A Feather”は去年秋から8週連続で全米ナンバーワンになった美しい曲です。

みんな、老若男女、年齢に関係なく、半分は昔から自分が好きな音楽を聴くにしても、残り半分は新しい音楽に耳を傾けてみてはどうでしょうか。
おもしろく興味深い音楽はたくさんありますよ。 なにより新しい音楽を聴くことはワクワク楽しいことです😄
あとは自分の感性次第、たとえば僕の18歳の頃といま58歳の感性とでは、その感度の鋭さや受け取り方が変わっていることと思います。

ということで、先週から僕はアマ音で2025年グラミー賞受賞のアーティストやアルバムばかりを聴いているところです。
チャペル・ローンは最高ですよ ↓↓↓
https://youtu.be/xaPNR-_Cfn0?feature=shared

また来週! JUST ROCK IT !

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