身体管理学協会ニュース【2024年2月15日発行】
身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局
◉今週のごあいさつ
本noteをご覧くださりありがとうございます。
今回は以下の内容でお届けいたします。
・身体管理指導士®養成講座について
・内科系身体管理の視点
・編集後記
皆さんの周囲では、インフルエンザなどの流行度合いはいかがでしょうか。
一部地域の学校においては学級閉鎖なども起こっているようです。
予防への取り組みをしっかりと行い、元気に春を迎えられるようにしたいですね。
◉身体管理指導士®養成講座
2024年1月からスタートしました養成講座ですが、受講生の皆様は現在オンラインでの講座を受講中です。
オンラインでの学びの良いところは、自由な時間と場所で学びを深めることが出来るところです。
会場に通う場合には、そこまでの交通費や渋滞、遅延などもある程度考慮に入れて行動する必要がありますが、オンラインの場合はインターネットの環境が整っていて、周囲にご迷惑をかけない環境であれば受講することが可能です。
また、講座は何度も繰り返し確認することができ、これもより良い学びの一助となります。
どのような学びをするか?ということはもちろん重要ですし、それが中心ではありますが、学びの環境という点でオンラインを活用している当講座は、受講されるメリットが大きいものと思います。
◉内科系身体管理の視点
【第44回:「循環器とその状態の確認方法」】
こんにちは、神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
今回からしばらくの間は「循環器」をテーマにお伝えしたいと思いますので、是非お付き合いください。
循環器とは、心臓や血管などからなる、血液を全身に送り出す器官の総称です。循環器は、酸素や栄養素、ホルモンなどの物質を細胞に届けたり、二酸化炭素や老廃物などの物質を細胞から回収したりすることで、生命活動を維持する役割を果たしています。
循環器は、私たちが身体管理指導を行う場面において非常に重要な器官の一つです。
循環器の状態は、身体の機能やパフォーマンスに大きな影響を与えてしまうことがあります。
循環器の状態が良ければ、代謝や免疫の働きが高まり、疲労や病気に対して予防や改善でプラスに働くかもしれません。
逆に、循環器の状態が悪いと、身体の代謝や免疫力が低下し、疲労や病気に弱くなってしまうことにつながりかねません。
とは言え、一口に循環器といってもその状態を確認にはどのようにすればいいのでしょうか。
一般的に以下のようなものがあります。
① 血圧の測定:血圧とは、血液が血管にかける圧力のことです。血圧は、心臓の収縮と弛緩によって変化します。血圧は、収縮期血圧と拡張期血圧の2つの値で表されます。血圧は、血圧計を使って測定することができます。
② 心拍数の測定:心拍数とは、皆様もご存知の通り心臓が1分間に収縮する回数のことです。心拍数は、運動や感情などによって変化します。心拍数は、手首や首などの動脈を触って測定することができます。
③ 動脈硬化の検査:動脈硬化とは、血管の内壁にコレステロールやカルシウムなどが沈着して、血管が硬くなり、狭くなる病気です。病医院では医師の先生の指示により、このような検査を行う場合があります。
④ 血液検査:血液検査は、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質の値を測定することで、動脈硬化のリスクを評価することができます。こちらもお体の状態によって、医師の先生の指示のもとに検査が行われます。
③や④は病医院など、医療機関にて行われるものですが、①②に関してはご家庭でも測定することが出来ますし、スマートウォッチなどを活用することで情報を得ることが出来ます。
高血圧の既往がある方の指導を担当される際には、事前に血圧測定をしておきお体の状態を把握しておくことも、リスク管理の一環として有効かと思います。
◉編集後記
我が家の近所の河津桜が咲きそうです。
今年は季節が進むのが早い印象があります。
温暖化の影響なのでしょうか。
スキー場でも雪不足で困っているところがあるというニュースを目にしました。
それぞれの地域にある「冬」がしっかりと冬らしくあること。
そこにお住いの皆様の暮らしがあります。
日本の美しい四季が将来も続くことを願うばかりです。