【おすすめ本紹介 #1】自分らしく生きて、誰かの役に立つには? 「ガチ存在価値」感想
大人の読書感想文始めました。第1回は、NewsPicks初代キャスターの奥井奈々さんの著書「ガチ存在価値」。明日早速実践したくなるような深い学びや、共感した内容の一部を紹介したいと思います!
私は〝人間くさいコンテンツ〟をテーマに、コンテンツディレクターとして活動している田中慎太朗です。顧客、社員、株主など、あらゆるステークホルダー(利害関係者)に、動画や記事を通して、コミュニーケーションを活性化し、売上向上や採用強化などにつなげる事業を展開しています。
私は、人生において、読書に最も時間を割いてきました。大学時代は、上橋菜穂子先生の「精霊の守り人」シリーズなどが大好きで読み漁り、社会人になると、人生観やビジネス視野を広くするような「学び」コンテンツをよく嗜んでいます。私自身が、生きるうえでヒントになった著書の一部をnoteで紹介することで、少しでもメディアやコンテンツに触れることの楽しさや充実感、意義を感じてもらえればと思っています。
猛獣ひしめくジャングルの中で、どう生き残る?
——私なりに端的に見出しをとると、そんな切り口になるのかな、という気がしています。
著者の奥井奈々さんは2018年、デジタル経済メディア「NewsPicks」のオーディションを勝ち抜いて〝年収1000万のプロアナ〟というポジションを掴み取りました。しかし当時、NewsPicksは、日本で最も大きなデジタル経済メディアとして君臨し、日本経済界のトップ層である堀江貴文さんや、落合陽一さんなど、多くの実業家や著名人が出演する媒体…。普通の感覚なら、ビビって足がすくんで動けなくなるような恐ろしい現場だと思います。
私も、似たような経験があります。他人と比較して「圧倒的な差があるな」と自覚するほど、主体性を見失い、傍観者に成り果てて、頭がショートする…!はい、これまでに何度かありました。私も基本、ビビリなもので…。
まさしく、猛獣ひしめくジャングル…!しかし、そんな中でも「何者でもなかった私=奥井さん」が、どのように自分の存在価値を示していったのかがこの本に詳しく綴られています。
「知識も経験もないし、自分はいてもいなくても変わらない…!」畑違いの部署に飛ばされてしまったり、自分にはハードルが高すぎる場面で仕事をすることになったり…。多くの人々が、一度は抱えたことがある悩みだと思います。
この本では、そんな状況であっても「他者やチームに貢献し、影響を与えることで、存在価値を作り出せる」と書かれています。俯瞰した目線から、自分がチームの役に立つにはどうすればいいかを考え、腐らずに行動することが、小さな利益や勝利への貢献につながります。誰も気づかない、目に見えないほどの役割だとしても、きちんと全うすることが大切で、その小さな積み重ねが、次のチャンスを生み出していく、と書かれていました。
こんな人に読んでほしい!
「挑戦したいけど、恐怖や不安に押しつぶされて踏み出せない」「自分のやってきたことに誇りはあるが、自信が持てない」「自分と他人を比較して、萎縮してしまう」そんな方にこそ、読んでほしいと思います。
「自分が今やっている仕事は、ほかの人もやっていること」ですし、比較すると、上には上がいるので、正直キリがありません。何か大きなことを成し遂げたいと思っても、そう簡単にうまくいかないし、〝運〟も必要です。
「社会(チーム、職場)のために、できることからコツコツとやっていくことが大事」という話をよく耳にしますが、これは真理です。私は高校野球をやっていましたが「道具をきちんと並べる」「人の目を見て挨拶する」「ゴミやボールが落ちていたら拾う」「互いをリスペクトして、感謝を伝えられる」といった、当たり前のことをちゃんとできるチームこそ、結果として強豪校であることが多いです。
自分がバッターボックスに立てなかったとしても、メガホンを持ってチームを鼓舞することで、間接的に勝利に貢献することだって、できるはず。その瞬間は、さぞ悔しい思いをするかもしれませんが、その悔しさがバネになって、次のステージで大活躍することだってありますから。
誰だって、自分らしく頑張れるはず
奥井さんと実際にお会いして話を聞いたり、この本を読んだりして、なお一層「誰だって自分らしく頑張れる」と思えるようになりました。
私は、人の価値はそれぞれだし、誰もが「一長一短」だと思っています。得意と不得意、良いところと悪いところがある…!だからこそ、みんな誰かの役に立つことができるはずなんです。「自分を信じて、行動する」ことができれば、きっと人生は少しずつ変わっていくのだと思います。本の中にも、こう書かれています。
やるか、やらないか。
すごくシンプルで、革新的な一言。
私も、これから色々な困難や挑戦が待ち受けていることでしょうから、この言葉を忘れずに、突き進んでいければなと改めて思いました!奥井さん、素敵な著書をありがとうございました!ぜひみなさんに読んでいただければと思っています。
コンテンツディレクター:田中慎太朗
tanaka2874@gmail.com
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