新卒から訪問看護で働く理学・療法士の教育体制のメソッド〜関わり方とポイント〜
スタッフの特徴別での関わり方や指導のポイント
前回の記事でスタッフの特徴を理解し、
新卒に関わることを意識していると書きました。
スタッフの良し悪しを言いたいわけではなく、
個々の強みを活かして、スタッフの個性を理解して学ぶと
不満が生まれることなく理解ができ、
吸収率が高まっていくという話でした。
これは新卒に理解を促すことよりも、
予め教育担当からスタッフの個性と強みを伝えることで、
誰に何を相談したら良いか、
わかりやすい環境を創ることにも繋がっています。
そのため、
新卒から訪問で働いている僕は
あくまでもその1つの特徴に過ぎません。
○新卒から訪問の経験
新卒から訪問で働いている経験があるからこそ、
新卒者の氣持ちは痛いほどわかります。
新卒訪問看護師の論文にもあるように
就職する際に何が1番求めるかというかというデータでは、
「当事者の意見」を求める声が多かったです。
これからもわかるように、
新卒者は同期も少なければ、
同期がいない環境が通常であるため、
「新卒の私の氣持ちを理解してほしい」
「当事者からのアドバイスがほしい」
という思いが強くあると推測しています。
(自分も同じでした)
冷静に考えて氣持ちをわかってくれる上司や
先輩がいる安心感は図りしれないですよね。
だからこそ、
精神的なフォローができるのは
僕の1番の特徴であり、強みであると考えています。
あえて完璧ではない無様な姿を見せる
Twitterでも投稿したように、
当時の自分も無様な姿を新卒の彼に見せました。笑
ちょうど同じ時期に始めて取り組んだ
症例検討会の資料を一緒に見ていたのですが、
日本語が無茶苦茶で彼と一緒に笑っていました。笑
ただ、当時の自分は
必死で考えだした文章だったのですが、
今見返すと酷いものですね、、、笑
何を伝えたかったのか、、
自分も最初は完璧ではなかったし、
まともな日本語(専門用語)を書けないところから始まった。
ということ。
臨床に出ているセラピスト全員、
たくさん頭を抱えながら
勉強したからこそ今がある。と思っています。
特に新卒の彼は頭の回転も早く、
時間を見つけては論文を読むなどかなりの勉強家です。
だからこそ、
完璧でないといけない、
自分の考えがあってないといけない
と思っていたのか、
自分の考えを紙面にアウトプットしきれていない状態にありました。
(フィードバックがしたくても、彼の考えが見えず分からずで迂闊に話ができない状態で困っていました、、)
それこそ、
セラピストが全員経験している
「専門用語で言語化するのがむずかしい」
という問題に対して、向き合ってほしかったです。
合っている間違っているのではなく、
まず自分の考えていることを言語化できないと、
質の高い介入をや彼の臨床思考力のレベルアップに繋がらず、彼自身が1番困ることを伝えました。
そこで新卒から訪問に就職して、
全く同じ経験をしているからこそ
伝えられることがあります。
いくら口で語っても、
きれいごとにしか聞こえないので、
当時の資料が物語ってくれていました。
新卒の自分の氣持ちなんかわからないと
思われるかもしれないけど、
当時の書類が残っていることで、
新卒の子に与える納得感が変わることを実感しました。
「症例検討会に向けて、今頭で考えていることを言語化していこう」
と一方的に言われても、
「それができないから困っているんだよ。
あなたに僕の氣持ちがわかるのか?」
と昔の自分が反発してしまっていたように、
そのような感情を抱いても仕方がないかな、
と今になって思います。
だからこその声かけができるのが僕の強みです。
当時の資料を見たの彼の様子は、
「先輩も悩まれていたんだ。本当にそうだったんだ」
と納得というか、
先輩も悩んだ時期があって
今があるんだと思ってもらえたのか、
顔色が一気に変わって、すぐに文章を作り初めていました。
変わりようにびっくりしましたが、
見違えるよう目つきも変わって
取り組んでくれたことが嬉しかったですし、
自分ももっと頑張ろうと思いましたね。
(彼は、先輩からアドバイスを頂きたいので、言語化を頑張ろうと言っていました)
これからもスタッフの個性を活かしつつ、
新卒の子には色んな引き出しを増やしていってほしいですし、共に高め会える環境を創って行きます。
スタッフの特徴別での指導ポイントを書こうと思っていましたが、1つだけの紹介となってしまいすみません!
指導のポイントなど、
1つずつでも紹介していけたらと思います!
引き続きよろしくお願い致します!
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