フーコーの振り子 《1日で何度回転するの》
2020/07/29に作成された記事です。
こんにちは、自然科学館のnoteへようこそ!
久々の過ごしやすい晴れ模様です☀☁
本日は「フーコーの振り子」をご紹介します。
フーコーの振り子は地球🌏の自転現象を示す実験器具です。
振り子の振れる方向は空間に対して一定ですが、
(宇宙から振り子を観察すると、同じところを行ったり来たりしているように見えます)
地球上に立つ私たちからは、北半球ではゆっくりと右周り↻に移動しているように見えます。
しかし振り子は実際には回っていません。
振り子の下の円盤や私たち、つまり地球が左周り↺に回転しているのです。
地球の自転軸に一番近い場所である北極点でフーコーの振り子実験を行うと、振り子は一日(23.934時間)に 360°つまり1回転します。
しかし赤道上では地球の回転軸(地軸)に対して垂直に立つことになるため、振り子は回転しません。
このように緯度が下がるほど振り子が一日に回転する量は少なくなります。
計算してみると、自然科学館の振り子は一日で 213°回転します。
じっくり見ていると 6分45秒で 1°🕒 振り子が移動しているのが分かります。
フーコーの振り子を眺め、ゆっくりと回る地球に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
Halidae
2020/07/29
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