心書 Vol. 218  「茶粥」

ここ数年、夏の暑さが堪らない。
日中滝の様な汗をかくと、夜になっても何となく暑さが引かない。

昨年、ふと茶粥が食べたくなり作ってみたら、とんでもなく美味しい。沸かしたほうじ茶をコップ一杯位避けておいて、よく冷やした茶粥にお茶お足すとサッパリしたお粥をサラサラ食べられる。味付けは、シンプルに塩か、塩昆布や梅干しが良い。梅干しもハチミツの入っていない昔ながらの塩と紫蘇だけのものが好みだ。

曽祖父母が存命の頃、夏になるとよく作っていて食べさせて貰った。でも、子供には美味しさが分からなかった。それは40年位前の夏のことなので今ほど暑くはなかったけど、この毎年の猛暑には最高の贅沢だ。市販のペットボトルのほうじ茶でも作ることはできるので、是非お試しあれ。

茶粥は、奈良や和歌山の郷土料理だそうな。

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