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パリ生活 2023.7~10 - どうにも出来ないストレスとの付き合い方

7月にパリに来て早くも3ヶ月がたった。
来年の夏から秋にかけてParis 2024が終わると、おそらくパリに留まる可能性は低い。別の場所に生活を移すことになる。なのでこの3ヶ月で全体の5分の1が経過したことになる。

この3ヶ月、嬉しいことも楽しいこともうまくいかないこともたくさんあった。そんななかでも一番感じるのは「パリの暮らしは自分でコントロール出来ないストレスがすごく多い」ということだった。

  • ラッシュアワーに混雑するメトロ
    (混むのは東京も一緒だけど、防犯面で気をつけるから気が張る)

  • 時刻表は無いに等しい郊外のバス。
    期待して待っていると何の知らせもなくキャンセルされて来ない。

  • 街の景観はきれいだけど、全体的に街は汚く、道もゴミばかり

  • 仕事では約束した期限やスケジュールが守られないし、言葉を信用できないときもある(主に他部署)

  • 電車のなかにもいる物乞いの人。
    (無賃乗車なんだから取り締まってほしい。)

あげるとキリがない。もちろんこの国の言語を自分は喋れないし、圧倒的なマイノリティだからこその不自由も多いけれど、それらは分かっていたしどの外国で住んでも一緒だから割り切っている。そのうえで、自分ではどうにもならないことで自分のリズムが乱されてストレスを感じることがスイス時代と比べてすごく増えた。

仕事がうまくいったなぁという日と、時間だけが過ぎて何もせずに終わってしまったなぁというダメな日が交互にやってくるんだけど、どちらも一日が終わるととても疲れたなぁって感じてあっという間に日々が過ぎていった。

仕事では予定通りいかないものの、
担当する会場の業務を同僚と協力してうまくやれています

とは言いつつも、ストレスばかり感じていては前向きな生活は出来ないので、自分でもいくつか工夫したり考えながら生活することが増えました。

  1. 移動のストレスを被らないように頑張って朝方に切り替えて、そのぶん早めに仕事を切り上げて帰宅する(朝は人が少なくてマシで、夕方は混む前に帰る)

  2. ランニングで身体を動かしたり、休日は人と外で会ってストレス解消

  3. 小さな喜びを感じられるように、何かしっかりやったときには自分にご褒美をあげたり、自分で機嫌を取ってポジティブな思考を保つ。そのためにいくらばかりか必要な出費と捉えてお金も使う。

例えば、気に入った香りのフレグランスを使うようになったし、ちょっと良いバス用品を使ったり。職場のデスクにはハンドクリームを常備して、一息つきたいときには柑橘系の香りでリフレッシュして気分転換を図ったり。食事面は、お気に入りの近所のピザ屋でテイクアウトして平日の夕食を素早く美味しく済ませたり。

衝動買いとかお金を無駄遣いするのではなくて、自分のためになる小さな贅沢を日常に取り入れて、うまく自分の生産性を高めたり、気持ちの切り替えを行っています。

職場外の知り合いも出来たり、休日を充実させられることも増えてきたので、次の3ヶ月はもっと自分の成長が感じられる時間に出来るといいな。ヨーロッパの暗い冬が好きじゃないのでちょっとそこは憂鬱だけど、笑って過ごせる時間を増やしてフランスのことを少し好きになれると良いなと思います。