トランプ式自信を感じさせるジェスチャー・アクション
今回は、スピーチの時に自信があるように見せるジェスチャーについて。
人前で話す時に自信がなさそうに見えるよりも、力強く自信を感じさせる印象を与えたいものです。
ドナルド・トランプさんが演説時にやっているジェスチャーで、力強く自信を感じさせる動作があるので紹介します。
読者の方で使う機会があるかわかりませんが、プチ知識としてお読みいただければと思います。
スピーチドクター松本幸夫氏の書籍を参考にさせていただきます。
スピーチの講師をされている方で政治家や優れたスピーカーの話し方の研究をされているそうです。
ドナルド・トランプさんもスピーチの時にやっている力強く自信を感じさせるジェスチャー。
腕を上から下に力を込めて下ろしていく動作を行いながら声を出すと、自信を感じさせることができるそうです。
「加圧アクション」と呼ばれる動作。
手に力を込めると意志が伝わりやすくなります。
ガッツポーズがそうであるように。
古くは、ジョン・F・ケネディ大統領がやっていた通称「ケネディチョップ」というジェスチャーもそれです。
他の政治家で拳を握って下ろす動作をしている人もいるそうです。
トランプさんの場合。
指を開いて上から下に力を込めて腕全体を下す動作をしているそうです。
これをスピーチの中でここぞという時にするのだと。
松本さんによると、この加圧アクションはあがり症の人がスピーチであがった時にも使えるそうです。
あがって緊張すると自信があるようには見えませんよね。
そこで加圧アクションをすることで、声にメリハリが出て周囲にあがっているようには見せないと。
スピーチ中にあがってしまった!
→上から下に力を込めて手を下ろしながら声を出す。
機会があればですが、試してみてください。
トランプさんとは関係ありませんが、このようなポーズも見る人に自信を感じさせられます。
左右の手の指をそれぞれ親指、人差し指、中指、薬指、小指同士を合わせて胸の前に持ってくる。
前から見ると三角の形になります。
私はこのポーズをアンカリングのスイッチに使っています。
アンカリングとは、自分にスイッチを入れることで、ある特定の気持ちや身体の状態にさせるテクニックのこと。
アスリートの人たちがピークパフォーマンスの状態にするため用いることがあります。
例 五郎丸ポーズなど
(過去記事『やる気スイッチの「アンカリング」について』参照)
私の場合、人前で話す時に緊張せずにパフォーマンスを高めるためにこのポーズでスイッチを入れています。
今回は、プチ知識でしたね。
スピーチの時に力強く自信があるように見せるジェスチャー、「加圧アクション」を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考文献】
『たった5日間であがり症・話し下手でも「いいスピーチ」ができる 朝礼・会議・プレゼン・営業で使える「話し方のコツ」』 (松本 幸夫 現代書林)
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小林いさむ|公認心理師