VS豊田自動織機シャトルズ 試合ふりかえり編
こんにちは。近鉄ライナーズの田淵慎理です。
先日の試合では現地で応援していただいたみなさま、YouTube配信で応援していただいたみなさま、どうもありがとうございました。
私もファンクラブ限定配信で解説を担当させていただきました。
100名以上の方にご視聴いただき大変うれしかったです。
決してうまくは話せませんでしたが、選手の試合中の頭の中を知ってもらえたかなと思っています。
結果は残念ですが、ご存じの通り敗戦。
17-36で試合開始から一度もリードすら奪うことができなかったという結果です。
試合前に観戦ポイントの記事を書いたのですが、悪い予想が当たってしまいました。
負けたときはなにを書けばいいか悩みます。
ファンクラブの配信では、試合中の詳しい状況の説明や相手チームのプレーに対する対策などを話していますので、ご視聴可能な方はぜひそちらもご覧ください。
豊田自動織機のキーマンふたりがライナーズの強みをおさえた
8、タレニセウ選手
元スーパーラグビーチーフスの選手。何度もボールキャリーでゲインしていました。トライも奪う活躍。
しかし、一番の貢献はラインアウトだと感じました。
グランドは風がかなり強くお互いにラインアウトは安定しない前半。
タレニセウ選手はラインアウトの前のジャンパーとしてポジショニングしていました。
後半はほぼ彼のところに合わせて、ラインアウトの前方でクリーンキャッチしていましたね。
ラインアウトの前方は風の影響を受けにくいです。
バックローでありながら2mの身長と早いジャンプスピードで後半ラインアウトの中心に。
さらにラインアウトディフェンスでも大きく貢献。
前半で後ろのボールを何度もミスした近鉄。
そこで前の野中選手に合わせようとしますが、きっちりタレニセウ選手がプレッシャーをかけていきます。
近鉄としては、後ろは風のリスク、前はタレニセウ選手の高さとスピードでのプレッシャーがかかっていたので、オプションがかなり減らされてしまったのではと感じました。
10、フレディバーンズ選手
野口選手の解説のコメントが印象的でした。
「キックひとつでも、回転のかけ方や蹴り方を変えてきているので、かなりいやらしい選手。」
「いやらしい選手」というのはラグビーでよく使われる褒め言葉。
相手の嫌がるようなプレーを常に選択していたということですね。
また、前半は風下なので徹底的に展開。後半に風上になるとキックを使いゲームコントロールと機械のように冷静にプレーしてました。
チームとしても戦略がわかりやすく、意思統一しやすかったのではないでしょうか。
近鉄ライナーズは強みを出して試合に勝つチーム
今回の試合では「風」が大きく試合に影響しました。
ラグビーには「風」の中でどうのように試合をすすめるかという定石があります。
また各チームには「チームでやろうとしているラグビー」も存在します。
今回の試合では、その二つを上手くチームで統一して戦っていたのが豊田自動織機さんで、バラバラだったのが近鉄と感じました。
その統一は難しいところですが、豊田自動織機さんの試合運びからしっかり準備してきたなという印象でした。
近鉄としても準備していなかったわけではなかったのですが、それが試合で出なかった結果があの点数にあらわれています。
そこをしっかりと話し合いする必要があります。
良くも悪くも近鉄ライナーズは強みを出して試合に勝つチーム。
負けるときは強みがなにかの原因で出せないときです。
まとめ
今回の負けは、いい経験でした。
年末にリコーさんに負けましたが、それとは違う内容の負けです。
豊田自動織機さんは強かった。自分たちはまだまだ。
そうみんなが思っていることがこのチームがここからさらに成長できる種になります。
もうあまり時間はありませんが、一日一日を大切にしていくことが重要ですね。
私も試合を見て早くグランドでプレーしたいという思いが強くなりました。
まずは自分にできることを行動して、早くグランドに戻れるようにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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