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【今まで行った国の印象・第3弾】 イギリス

*こちらは無料マガジンとして【今まで行った国】を紹介するために定期的に発行しています。

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ぼくが最初にヨーロッパを訪れたのが2001年。

その国の名はイギリス。

イギリスには計2回、そのどちらもが長期滞在。

まず2001年、イギリスにボランティアホリデーで1年間滞在した。

当時はイギリスとのワーキングホリデーの協定はなく、長期滞在する方法としては学生ビザかボランティアビザのどちらかで、ぼくはボランティアビザとしてイギリスに入国した(労働ビザを除いて)。

イギリスでどんなボランティアをするの?ってことだけど、そこをちょっと詳しく書いておきたい。

2001年の春、関西空港発仁川経由ロンドン行きの大韓航空に搭乗した。

緊張する入国審査で無事に1年間のボランティアビザのスタンプを押してもらい、まずはロンドン郊外にあるホームステイ先に向かう。

イギリスでのボランティアのスタートの前に、英語に慣れるために1ヶ月語学学校に通った。

その後英語に慣れた後(実際は全然喋れなかった)、ボーンマスという南部にある街からこれまたバスで内陸に1時間走ったところにある名もなき街でボランティアをすることになる。


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イギリス各地からダウン症の子供たちが集まり、自給自足をしながら生活するコミュニティーがあった。

ぼくはそのコミュニティーでホストファミリーの家に住み込みしながらダウン症の子供たちの世話係りをした。

朝5時半に起きて牛の乳搾り、朝食準備。午前中は家のハウスクリーニングをして、昼からはダウン症の子供たちと一緒に畑仕事をする。

夜は就寝時間までみんなで遊び、夜9時に寝かしつけた後が自由時間。

朝から夜までダウン症の子どもたちのボランティアをするという相当ハードな生活だったが、ぼくの精神は身体の疲れと矢印が真逆な感じで充実していた。

人を助けているのに自分自身がなんだか助けられる、そんな不思議な経験をした。

週1日の休みでほぼ無給。しかしお金に変えられない素晴らしい経験をこのイギリスで得た。

ぼくは日本を飛び出してイギリスに行かなかったら、今でも日本の社会に揉まれ愚痴を言いながら働いていたかもしれない。

そして「精神的な豊かさ」に気づくことなく、目の前のお金を追い続けながら生きていたはずだ。


イギリスの第一印象

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初めてヨーロッパを訪れた人が言うのが圧倒される建築物。

ぼくもまさにそうで、バスの中から見たロンドンの街並みは息を飲むという表現がピッタリだった。

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それと街を歩く人種の多様さにも圧倒された。

聞き取れない英語の渦に巻き込まれながら、ぼくは怒涛の日々を送った。

イギリスの食文化と天候に関しては苦笑いをするしかない。

1年の大部分の日々が曇っていたし、美味しい食事から遠いところに身を置いていた。

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サンドイッチを食べ続けた1年間はこのイギリスだけだった。

しかしそんな不満は取るに足らないこと。

イギリスはぼくの精神を子どもから大人に引き上げてくれた国。感謝しかない。

初めてイギリスを訪れてから16年後、2018年が2度目の渡英だったがイギリスの街並みと食文化は以前と同じだった。

それがイギリスと言われればそうだし、そんな変わらないイギリスが好きだ。


イギリスの良さ

・英国カルチャーの凄さ
・古いモノを大切にする気持ち
・建造物の素晴らしさ
・自然の豊かさ
・紅茶の美味しさ

ヨーロッパの歴史を語る上で欠かせないのがイギリス。

特に産業革命がなかったら今日の発展はまた違うものになっていたはず。

それから古いモノを大切にする気持ちは見習うべきことだと思った。

日本では新しいモノに価値を置きがちだけど、イギリスは決してそうではなく、いかに古いモノいわゆるアンティークを好む価値観はぼくの今までの考えを改めさせてくれた。

イギリスの建造物の素晴らしさは今更語るまでもない。

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そして、イギリスの食は美味しくないけど紅茶はめちゃくちゃ美味しい。

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イギリスの良くないところ

・晴れの日が少ない
・外食のコスパが良くない
・物価が高い
・けっこう差別がある
・イギリス英語がむずい

まず、年間通して天気は良くない。太陽が顔を出すとみんな一斉に笑顔になる。
臆病な猫のように、イギリスでは太陽が雲の後ろに隠れている。

イギリスでは安い食事はたいてい美味しくない。例外は中華だけど、それでも1食1,000円は余裕で超えてくる。
イギリスでは朝、昼サンドイッチとか平気で食べている人が多い。

人種差別はよく見かけたし、治安は良くない地域もけっこうある。

イギリス英語ムズい。まあまあ英語に自信あったのに、聞き取れない。
スタバでカフェラテ注文したら、チョコチップフラペチーノが出てきた。

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イギリスで訪れた場所

・ロンドン
・ボーンマス
・ゴーダミン
・ブライトン
・ポーツマス
・ボートン・オン・ザ・ウォーター
・ウィンザー
・リーズ
・ピーターバラ
・エディンバラ(スコットランド)

イギリスには1回目の滞在で1年、2回目は5ヶ月生活したが訪れた街はそれほど多くない。

この中で好きな街はボートン・オン・ザ・ウォーターエディンバラです。ロンドンはまあまあかな。

ボートン・オン・ザ・ウォーターはこれぞ夢に見たイギリスの可愛い田舎町というのを体現していて、観光客が押し寄せるのも納得するし、イギリスに行くなら行くべき場所の1つ。

エディンバラは、エディンバラ城と中世の街並みが素晴らしく単純にワクワクします。

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イギリスをオススメするのはこんな人

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ビートルズ好きはマスト。

ビール好きならロンドンのパブへ。

英語の勉強している人も行くべき。ブリティッシュアクセントに挑戦してみよう。

ヨーロッパの建築物が見たいならロンドンの中心部は期待に応えてくれる。

あなたがロンドンに足を踏み入れた瞬間、しばらく息を飲み時間が過ぎていくだろう。

そしてイギリスに行くならぜひ日が長い夏がオススメ。夏なら湖水地方なども楽しいはず。

とにかく見所が多いし、どこに行っても観光という点に関しては満足できる国がイギリスだと思う。

ロンドンももちろん良いけど、時間を作って田舎にも足を運んでほしい。

休みが1週間あったとしてそれをヨーロッパ周遊なんかに使うより、1週間イギリスを目一杯楽しんでほしい。

B&Bに泊まり昼はフィシュ&チップス、夜はパブでグレイビーソースがたっぷりかかったローストビーフでイギリスらしい1日を過ごしてみてはどうでしょう。


読んでくださりありがとうございました。

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和佐 晋吾@マレーシアxカンボジア
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