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【入社エントリ】株式会社DROBEで開発組織をエンジニアリングしていきます

初めましての人は初めまして、そうでない方はこんにちは。加川(@shinpr_p)です。Backend Engineerの経歴が長いですが、ここ6年くらいは主にマネジメントをやっている者です。
5/1に株式会社DROBE(ドローブ)に入社しました。ということで、この記事は所謂入社エントリというやつです。自分の意思をあまりインターネットに残さないタイプなのですが、発信も重要なお仕事なので今後は定期的に発信をしていきたいと思います。以後よろしくお願いします。
「お仕事」と書きましたが、今回はどちらかというと個人として転職活動時に考えていたことをメイントピックとして記事を書きます。

本題に入る前の前提情報

転職について話す前に、前提情報として自身の価値観を書いておきます。

マネジメントの必要性

プロダクトをつくるうえで、生産性を最大化し顧客に最速で価値を届けるという意味で組織に投資する価値があります。それだけでなく、エンジニアが少ないといわれている昨今、開発者をリソースとして浪費するのではなく会社・事業とともに成長できる開発組織を作ることはもはや必須だと考えています。

しかし、特にスタートアップにおいて組織に対する投資は他の観点と比較して相対的に薄いと感じています。
機能不全を起こしている場合は組織を整備することで短期的な成果につながるため、投資がなされます。一方、ある程度機能している状態においては、中長期的な成果の最大化には寄与するが短期の数値に寄与しないものとして理解を得ることが難しく、結果としてマネジメントに専念できない環境が生まれているのではないでしょうか。

  • エンジニアが少ないためEMが現場の実行(開発など)もしている。なんならやることも多い

  • ピザ2枚ルールを守れないため、ピープルマネジメントは広く浅くやらざるを得ない

  • 現状発生している課題解決に手いっぱいで、中長期的な施策や組織構造に対するアプローチなどに時間を割けない

開発組織の課題を解決するということ

開発組織は相対的に科学されているため、開発組織のスコープで改善活動を推進すると会社全体の組織方針から徐々に外れていくように感じています(開発組織が先行し過ぎてしまう)。そして、ズレが大きくなると何かをしようとした時に発生する説明コストが増していきます。
もちろん説明責任を果たすことは大切です。ただ、コストが大きくなりすぎると行動を起こすことに躊躇が生まれるのも事実で、アジリティが損なわれていきます。最悪改善の手が止まってしまいます。
なので、開発組織を良くするためには、会社組織に対するアプローチも並行して行う必要がありそうです。

...難しいですね。

本題の転職について

さて、本題となる今回の転職についてです。

自己評価として「チームで発生する課題を解決する」スキルは多少なりとも身についてきたように感じています。一方で明確に不足を感じているのが開発組織の課題を解決するために必要な「会社の構造にアプローチする」スキルです。課題を見つけることはできる、解決策もある程度わかる、しかし会社全体を課題解決に向かわせることができない。ここをできるようになりたいです。
課題解決ができないなら、問題の難易度を下げるしかありません。難易度のファクターとして会社の規模というものがありそうです。なので、今回の転職では今まで経験したことのない小さな規模の会社でチャレンジしてみようという結論に至りました。

なぜDROBEか

上述した通りの組織規模の小ささがあります。ただ、シリーズBの場合マネジメントの必要性が無いと考えられているケースや充足していてポジションが無いことがそれなりにあるので、いいご縁をいただけたと感じています。
直近は優先度・緊急度の高い課題の解決に注力しますが、ゆくゆくは組織全体にアプローチするような活動もしていきたいです。そうなった時に相対することが増えるであろう経営層とも相互のフィードバックができそうだと感じたことが意思決定の決め手になっています(ちなみに、Valueの中に「Open」というものがあります)。

Visionとして「すべての人がポジティブに意思決定し、自分を楽しめる世界」を掲げていることもポイントでした。
昨今、AIによって仕事が奪われるといった論調を見かけることがありますが、AIは「意思決定」ができないので人類は意思決定で価値を出していくことでAIと共存していくのだと私は考えています。
現在は仕事ではなくファッションの領域で活動していますが、AIを活用して「ポジティブな意思決定」ができる世界を作っていくというのは時代の変化に対する適応のど真ん中にいるなと感じています。

さいごに

というわけで、これからはDROBEでEMとして頑張っていきます。
そして、せっかくアウトプットをしたので告知もさせてください。

その1 ChatGPTの活用事例についてイベントをやります

2023/05/18開催です。prodで運用しているからこそ話せる知見が盛りだくさん(予定)なのでぜひ参加を検討ください!

その2 カジュアル面談のお誘い

会社の話を聞いてみたいという方がいましたらぜひカジュアル面談をしましょう!(してください!)


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