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読書記録『ローカルメディアのつくりかた』

宣伝会議の編集ライター養成講座を受けてから、雑誌なりフリーペーパーなり、変な紙媒体を作りたいという謎の欲が出ています。


そんな折、本屋さんで見つけた本。



全国的に流通はしていないけれど、各地域でまちづくりやコミュニティ形成の中心となっているローカルメディア(主にフリーペーパー)があります。


例えば、仙台で高齢者向けに発行しているフリーマガジンや、東北の名産品を紹介し食材の付録も付いてくるグルメ冊子、福岡市の老人ホームを中心に作られているフリーマガジン、瀬戸内海の島暮らしを紹介する雑誌。



地域があるということは、そこには独自の文化が生まれる。それを編集作業を通して発信する。
「自分の住んでいる地域には何もないんです」というのは、おそらく日本に住む大半の人が思っていることかもしれません。でも実は立ち止まって考え、改めて掘り起こしてみるといろんな宝なり、いろんな変なものが出てくるはず。


大手の雑誌や冊子は、出版社や新聞社や広告代理店が作っていることが多いですが、この本でも紹介されていたローカルメディアというものは、大概が会社ではなく、個人が思い付いて作り始めることが多いです。


思い付いたまではいいけど、それを実行に移してしまう行動力、凄まじいなと。冊子を作ったことも、メディアを運営したこともない人が、アイデアと偏愛のみで突き進み、独学でひとつのローカルメディアを作り上げる。


また「紙媒体」というのが良いですね。WEBメディアとかSNSも良いけど、物理的にモノ(紙)が残るというのが良い。



なにか作りたいなあ。

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