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読書記録『矛盾の経営 面白法人カヤックはどこが「面白い」のか?』
鎌倉に本社を置く『面白法人カヤック』という会社。WEBサービスやアプリ開発を中心に、動画コンテンツや地域創生事業など幅広いことを手掛ける会社です。
「面白法人」という看板通り、いろんな面白い取り組みが話題となっています。
例えば、社員の給料をサイコロで決める『サイコロ給』という制度を取り入れたり。
(奇をてらった施策に見せかけて、実はこれは、人の評価は人にはできないというメッセージを世に伝えているのだそう)
話題の『うんこミュージアム』を手掛けたり。
最近だと、カップヌードルの蓋に2つ取っ手がついていて、開くと猫の顔が書いてあるやつ。個人的にあれを考えた人天才だと思ってましたが、それもカヤックのお仕事でした。
本を読んでいて一番思ったのが、面白いものを作る工程は、必ずしも面白いだけじゃないということ。
ものすごくストイックだったり、気が滅入るほど泥臭い作業を経て、世の中に面白いものは生み出されるのだなと。
それにしても、自ら「面白法人」と名乗るのはエゲツナイ覚悟だなと。
「面白法人」の看板がついていることで、手掛ける事業にもある意味覚悟が生まれたり(絶対に面白いものしか世に出さない)、採用活動でもある程度(面白いものを作ろうという人の)ふるいにかけれたりはするのでしょうが。
そういったメリットがあるにしても、やっぱり「面白法人」を背負う怖さとか覚悟の大きさの方が勝ります。
「面白い人」と書かれたTシャツを着て街を歩くようなものです。
この例えは違いましたね。そんな人間絶対に面白いわけがないですから。