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映画記録『走れ、絶望に追いつかれない速さで』

2016年公開の映画『走れ、絶望に追いつかれない速さで』を観ました。



あらすじ
青春の日々を共に過ごした親友・薫の死を受け入れられないでいる漣。亡くなった理由も分からず、慌ただしい日々が過ぎ去るなかで悲しさを紛らわしてゆく。ある時、薫が描き遺した大切な1枚の絵を手にする。そこに描かれていたものは薫の中学時代の同級生・環奈の姿であった。薫の恋人だった理紗子と共に親友の死を知らせるべく漣は彼女の元へと向かう決心をする。


こういうロードムービー系は良いですね。

旅の中で、親友の死を受け入れたり、過去としっかり決別していく。


旅の目的地(親友の初恋の人が住む街)が、自分も住んでる富山県だというのもちょいとアツかった。知らずに見てたらたまたま富山が出てきて、おっ!となりました。

主演の太賀君、「静かに揺れ動く青年」の感情の演技上手ですよね。

親友が死んだ崖に行ったあと、旅館でご飯食べながら静かに泣くシーン、ものすごく引き込まれた。

「ご飯食べながら泣き始める」シーン部門では、千と千尋と張り合えるエモさでした。


ストーリーは、個人的にはものすごく刺さったとかいうわけではないですが、なんといってもこの映画のタイトルがぶっ刺さりました。


『走れ、絶望に追いつかれない速さで』

いやめちゃくちゃ良い。

「絶望に追いつかれない速さで走れ」でも良いですが、やはりここは倒置法が強い。


過去に絶望があったならば、走れまでとはいかずとも前に進むしかないのかなと。


あんまり読まれないnoteを、絶望に追いつかれない速さで明日も更新しようと思います。

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