読書記録『動物たちは何をしゃべっているのか?』
普段行かない本屋さんに足を運ぶと、普段読まない本が目に飛び込んできて、謎の衝動買いをしてしまいます。その流れで、読みました。
シジュウカラという鳥になりたくて生態を調べるために森にこもる研究者(なんでやねん)と、ゴリラになりたくて20代の頃からゴリラの群れに加わって研究をしてきた大学教授(なんでやねん)が、対談した本(なんでやねん)です。
どんなジャンルでも、変な人と変な人の対談は面白いです。そもそも動物は喋るのか?どうコミュニケーションをとるのか?ということをテーマにした本。
まずシジュウカラ。天敵を見つけたときに、仲間にそれを知らせるために鳴くそうです。
なんと天敵の大きさ(危険度)によってその鳴き方が変わるそう。ヘビなら「ジャージャー」、タカなら「ヒヒヒヒ」みたいに。つまりシジュウカラは「ヘビ」や「タカ」を示す言葉を持っているそうなのです。
次にゴリラ。ゴリラのトンデモエピソードが書いてありました。
それは「ゴリラは手話を覚える」というもの。
アメリカで心理学者に手話を教わりながら育ったゴリラがいたそうです。ココという名前のそのゴリラは、なんと2000を超える単語を扱えるようになったそう。
その後ココちゃんにも相棒が出来たそうですが、そのオスゴリラに手話を教え始めたそうです。(オスゴリラは手話は習得できなかったそうですが)
トンデモエピソードに聞こえますが、事実だそうです。
「言葉」こそ扱わないものの、動物たちも鳴き声やボディランゲージやいろいろを駆使して「おしゃべり」をしているのです。動物のしゃべっている言葉を精度高く翻訳できるツールも、そう遠くない未来に開発されるかもしれません。
個人的に気になるのが、自分の尻尾を追いかけてくるくる回っている犬が、回り終わって第一声なんと発言するのかが気になります。
他の動物の事例もたくさん書いてあったので詳しくは本を読んでみてください。