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久しぶりの東京長期滞在。浅草散歩

色々あって、しばらく東京に帰ることになった。東京に戻る数日前、山口に住む友人も一時的に帰省していると聞き、ダメ元で会えないか聞いてみると新幹線の時間までならいけるという。さてどこに行こうかという話になり、共通で見ている敷嶋てとらさんのVlogを参考にしつつ浅草を見て回ろうということに決まった。

雷門の前で待ち合わせをするという約束だったが、到着すると人で溢れていて何がなんだか分からない。電話してなんとか合流する。東京に住んでいたくせに、雷門に最後に来たのは中学生時代の学校行事か何かだった記憶しかない。雷門から仲見世通りを抜け浅草寺の方まで歩いて行く。あまりにも人でごった返していて、お参りするのも時間がかかった。御朱印をいただきたかったが、長蛇の列ができていたため、諦めて次の目的地へと向かった。

その場所というのが、ドムドムハンバーガー浅草花やしき店である。東京への滞在中に都内のドムドムハンバーガーを全て巡ろうと目論んでいて、その一箇所目になる。

浅草花やしき店という名前だが、道沿いにあるため入園しなくても利用することができる。かりんとう饅頭食べたいねーと話していたが、なんと売り切れだった。花やしき店のかりんとう饅頭はどむぞうくんの焼き印がしてあるらしいので是非見たかったのだが、無念。浅草店限定の浅草コロッケバーガーを注文した。近くにベンチがあるので、そこに座っていただくことにする。

コロッケとキャベツとバンズ、まずい訳がない組み合わせである。パンがふわふわでうまい。オーロラソース?の味もしょっぱすぎずちょうどいい。友人も同じものを食べていたのだが、「美味いコロッケパン」と評していた。確かにバーガーというよりもパンっぽい。ビル風に吹かれつつ完食した。
次はどこに行こうかという話になり、敷嶋てとらさんが訪れていたフライドポテト屋さんに向かうことにする。Frites Brugesという、ベルギーのビールとフライドポテトが楽しめるお店である。道中に飲み屋街があり、昼飲みもいいねえと話していたが、友人がこの後新幹線に乗ることと次の日仕事であることを考慮した結果また今度になった。Frites Brugesに到着し、しばらく並んで店内に入る。何を頼むか考えた結果、敷嶋てとらさんが頼んでいたのと全く同じものにした。

ポテトのトールサイズにベルギーマヨのディップ、飲み物はリンデマンス・クリーク。リンデマンスは酸っぱくて甘い炭酸ジュースにほんの少しビールの後味が感じられてとても飲みやすい。ポテトはそれ自体に少し塩味が付いていて、ほわほわで温かくパクパク食べられてしまう。ベルギーマヨはインドカレー屋さんで野菜にかけられているオレンジ色の謎のドレッシングの風味がした。美味いもの食べてるなあ…という気持ちになった。
満足してお店を出た後、こちらも敷嶋てとらさんの動画で出てきた浅草地下商店街に行ってみた。

かなりレトロで小さい商店街だが、雰囲気が抜群に良い。まだ東京にもこんな風景が残っているのかと思った。友人と顔を見合わせつつ、3周くらいした。お腹が空いていたら敷嶋てとらさんが訪れていた焼きそば屋さんにも寄りたかったな。

その後、友人が行きたいという待乳山聖天に向かう。隅田川沿いに歩いて行くと、川の向こうにスカイツリーが見えた。かなり東京的な風景だ。

待乳山聖天はちょっと変わったお寺で、聖天様に本物の大根をお供えすることができる。しかもその大根はお下がりとして無料で参拝者に配られるのだ。いただきたかったがこの後ずっと大根を持ち歩くことを考えると難しかったのでやめた。さらに本殿から駐車場までの数十秒程度の短い距離にモノレールがある。さくらレールというらしい。折角なので乗って降りていった。なんか良いお寺だな、としみじみ思った。文字の説明だと良さがあまり伝わらないので、是非足を運んでみてほしい。
さらに歩いて行くと、縁結びにご利益があり、また沖田総司の最期の地である今戸神社がある。招き猫発祥の地でもあるらしく、本殿には大きな招き猫が3体置いてあるほか、大小様々な猫モチーフの置物がたくさんあって可愛らしい。宮司さんがイラストレーターもされているらしく、可愛いイラストが描かれた「恋勝みくじ」があり引いてみたら吉だった。内容を読むと、「恋が一方通行になっているのかもしれません。一度立ち止まって、気持ちを整理整頓してみましょう」と書いてある。確かに最近、ドムドムハンバーガーにせよUFOキャッチャーにせよ、ハマりすぎている節がある。少し距離を置くべきかもしれない。

友人が浅草に荷物を置いていると言うので、隅田川沿いを戻っていく。道中すみだリバーウォークという道があり、折角なので歩いてみることにした。すれ違う人たちが皆楽しそうな顔をしている。東京はたくさん散歩できる場所があってとても良い。一つの観光地に、一日では回りきれない程見られるものがある。時間を潰すには絶対に困らない土地だ。

東京駅に戻り、台湾料理の店で軽食兼休憩を取り、友人と別れた。友人は次の日から仕事らしい。私はもうしばらく休むつもりでいる。いつ現実に戻るのだろうか、と考えながら実家に帰る電車に乗り込んだ。


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