自分の機嫌を自分でとる
最近、自分の機嫌を自分でとることの大切さを身に沁みて感じる。
私は人が怒ったり機嫌が悪かったりするときの雰囲気が苦手だ。例えば同じ空間で人に怒鳴り声をあげている人がいたとしたら、自分が怒られていなくても心がヒリヒリ痛んでしまう。
自分が原因でないのに機嫌が悪い人の相手をするのも好きじゃない。自分が謝れば済む問題じゃないし、そもそもどう接したらいいのかわからない。
相手に当たることで自分の機嫌を解消する人や、相手に直接当たらずとも機嫌が悪いオーラを出して気を使ってもらうことでイライラを解消する人…。そういう人たちを見つめながら、「自分はどうだろう?」と考え直す機会が幾度もある。
つまり、自分の機嫌を自分でとれない人は本当に多いということだ。
では、自分は自分で自分の機嫌をとれているだろうか?
寝不足だとか、少し体調が悪いだとか、イライラする出来事があったとき、家族や友人、優しい人に知らず知らずのうちにあたってしまっていないだろうか?
その場限りの感情で、自分の大切な関係に傷をつけてしまうのは、とても悲しいことだと思う。
自分の機嫌を自分で取る。
例えば、好きな匂いのアロマを焚いてリラックスする時間を作ったり、読書をして文字から客観的意見を取り入れたり、湯船にしっかり浸かってみたり、大好きな漫画を読み直してみたり。
そうやって試行錯誤する中で一番効果的だったのは、「睡眠時間をしっかり確保する」ことだった。
人間、大体の悩みは眠ればどうにかなるし、大体のストレスは睡眠不足からの連鎖だ。
何をやっても気分が晴れないときは、とにかく時間を確保していつもの倍眠るようにする。
人にあたってしまうよりは幾分ましだし、なにより他人任せの機嫌取りは、時に自分の期待に反する行動をされることがある。それは余計に不機嫌の原因になるだろう。
確約なしの他人任せの機嫌の治し方に労力を注ぐのは、人間性も悪化するし、相手から反論されたり期待通りの行動が返ってこなかったりするとストレスが増幅する恐れもあるし、なにより馬鹿らしい。どんな時も、自分のことは自分でできる人こそ、自立しているといえるのでは?
それと同時に、自分の機嫌を自分でとれるようになることは、周りの人にむやみに当たり散らしたり、不の感情を向けたりせずに済むということ。つまり、周りの人を大切にするということだと思う。
''自分のことを大切にしてくれる人がタイプ''という人は、「自分の機嫌を自分でとれること」というのを最低限の条件として恋活するといいのではないだろうか?
おわり