私が小学生の頃在籍していた6年4組は、学級崩壊していた。 クラスには、やんちゃな同級生の男の子5人組がいた。 そいつらが大好きだったのは、「いじめ」。 毎日クラスの誰かにちょっかいをかけたり 暴言を言って嫌な思いをさせたりしていた。 わたしもよくいじめられた。 休み時間に筆箱でキャッチボールされたり、道具箱の中身を盗まれたり、私物をゴミ箱に捨てられたり。 もちろん私以外が標的になることもよくあった。 クラスメイトの着ていたパーカーに油性マジックで落書きしたり、 上
最近、自分の機嫌を自分でとることの大切さを身に沁みて感じる。 私は人が怒ったり機嫌が悪かったりするときの雰囲気が苦手だ。例えば同じ空間で人に怒鳴り声をあげている人がいたとしたら、自分が怒られていなくても心がヒリヒリ痛んでしまう。 自分が原因でないのに機嫌が悪い人の相手をするのも好きじゃない。自分が謝れば済む問題じゃないし、そもそもどう接したらいいのかわからない。 相手に当たることで自分の機嫌を解消する人や、相手に直接当たらずとも機嫌が悪いオーラを出して気を使ってもらうこ
ついこの間行った職場の性格診断の項目に、「良い結果を出せなかったとき、それを自分の努力不足のせいだと考える。」という内容のものがありました。その項目においての私のグラフは満タンでした。 私は、努力は必ず報われるものと信じています。昔からです。 だから、この項目の内容の通り、頑張った結果それが良くない方向に向いてしまったとき、それは運とか自分の才能とかよりも、純粋に努力が足りなかったんだな、と思うことが多いです。 漫画の風潮から感じる努力感の変化私は少年漫画が大好きです。
もう好きなのか好きじゃないのかもわからない、でもなんとなく別れられない そうやって、なんとなくズルズル付き合っていた人がいました。 思い返せば、楽しかった思い出も沢山ある。 一緒にいた時間が長いほど、関係を終わりにしたらその時間の全てを失うような気がして。 思い出に執着して、抜け出せなくて、今の関係を曖昧なままにしてしまう… そういう人って案外いるんだろうなと思います。 今月で、昔の彼と別れてから一年になります。3年ほど付き合っていました。 2年が過ぎた頃あたり
月って、真っ暗ななかに一際輝きながら浮いていて、1日たりとも同じ形をしていない。 満月の日は、暗闇のなかでより一層の存在感と、なのに派手すぎないシンプルな銀色を灯していて、それがとにかく、とても綺麗だと思う。 満月の夜は、殺人事件が多いらしい。 満月の夜は、出産率が多いらしい。 本当かどうかは分からないけど、月は確かに私たち人間の中にある何かを刺激するような存在だってことじゃないか。 だからわたしは、当時の彼氏が、そんな月に対してなんの関心も抱かないのがなんとなく嫌
知らなかった人と知り合って、その人のことをいろんな角度から段々と知っていく過程が好き。 ほとんどの人は、第一印象とは違う内面を持っていて、それが関係性とともに解れて見えてくる瞬間が、面白いと思う。 食べ物や音楽、趣味や娯楽、好きな"物のタイプ''はどんなもの? 友達にはどんな人が多い? どんな景色を見たら感動する? どんなところに行きたいと思う? この映画、この本、このドラマについて、どんな感想を持っている? 多角面からその人を見て、その人を知って、自分と比べて
なんとなく、理由もないのに寂しい夜がある。 思えばそれは、毎年春頃に多いのかもしれない。 春、白黒だった冬が忘れていた色を取り込んでいって、世界が目覚めたように鮮やかになる季節。 だんだんと暖かくなってきて、気温も湿度も全部がなんとなく心地よい季節。 桜の花がこの世の生を祝福するかのように咲き乱れる季節。 春になると、学生の頃の卒業式を思い出す。 桜の花に囲まれて、おめでとう、卒業してもずっと友達でいてねと交わしながら、涙を流したあの日。 卒業アルバムの写真写り
部屋の中で聴く雨音は 規則正しくて儚げで冷たい印象がある。 自分の心に開いている穴が、どうしたら埋められるのか分からない夜は、どうやったら越えられる? 古いスピーカーから流れるクラシックも、洒落たジャズだって今の自分にはあまり似合わなくて。 ガラスの中でハイボールが氷を溶かして乾いた音を立てた。 忘れられない人がいる。 今となっては、どこが好きだったのか思い出せない。 真夜中の12時ごろ、丘の上から一緒に見下ろした夜景は、宝石箱の中身みたいだった。 鼻につくタバ
悲しい、寂しい、虚しい それぞれにどんな違いがあるのか、考えたことがある。 悲しいは青色 寂しいは淡い水色 虚しいは紫と水色を混ぜような複雑な色。 「悲しい」は、涙を流せば緩和することができる感情で、3つの中では最も自分自身でコントロールしやすい。 「寂しい」は、自分以外のもので緩和することができる。家族や友達、ペットとか。独りではどうしようもないけれど、自分以外に何かの存在があれば乗り越えることができる。 「虚しい」が一番難しい。虚しい感情は誰にもどうすること
ワンピースが苦手。 女の子らしくて、ふんわりしてて、触ったら飛んでいってしまいそうだし。 なにより、自分にはあまり似合わないような気がしてた。 2年前、その当時付き合ってた彼氏がいて、初めてのデートの約束をした。 よく晴れてて、気温もちょうど良い秋頃だった。 前日の夜、鏡の前で小さなファッションショーをした。あれこれ着替えてみては、違うなあ、と繰り返して その時に、タンスの奥にしまっていたワンピースを取り出した。 久しぶりに着てみたら、なんか似合ってるように見え