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松山のお土産が大ヒットした話

松山旅にて自宅用にお土産を買ってきた。
消えないものがいいなー
しばらく楽しめたらいいなーと思って
消え物じゃないものを買おうとして

なんかでみたことのあったこれ
通称、ムッキーちゃん。

買ったお店のロゴが入ってます

期待せずにかえったものの
最大のヒットだった。


遡ること数ヶ月
夏に入る前の柑橘の売り場が充実する季節。
私は生協で柑橘祭りかのように毎週届くオレンジ色の塊がたくさん入った袋をみて慄いていた。
(注文したのは私なのがさらに怖い)

伊予柑、不知火や甘夏…

少しずつ食べていたものの増えていく量の方が多く冷蔵庫の野菜室はオレンジ色で溢れかえっていた。
周りにお裾分けもしつつ、忙しさにかまけて動かぬうちに届いてしばらくしたものを人に渡すにもなぁ…という具合で
冷蔵庫の60%くらいが柑橘類で溢れていた。
なんなら玉ねぎやらにんじんも混ざって何がなんやら。
ジャガイモも茶色がかった紙袋に入れてて色味がほぼ同じでややこしい。

皮を剥くのが面倒くさい。

柑橘類の悩みで何でめんどくさいかというと手荒れがひどく染みる。

痛みというのはやはりストレスでストレスになるものをあえてさわりたいとは思わず
柑橘類は動かぬまま、パイナップルの時期が来て桃の時期が来て柑橘類は頭の片隅の方に追いやられ冷蔵庫を開ける度に
『あぁ…』と心苦しくなっていた。

パイナップルも置きがちで
(ゴミが多いから)
ただパイナップルは匂いという主張が柑橘類よりも強くギリギリで食べていたのと、お酒につけるつもりだったのでそこさえ動いてしまえば一回切れば大仕事した気分になれてスッキリする。

問題を抱えたまま、柑橘王国に出向いたわけです。


それがこのムッキーちゃんを連れ帰ってきて
ものぐさな私がすでに数にして3つのオレンジ色の塊を皮むいて食べられるような状態にできた。

あまりの感動に横でウロウロしていたパートナーの口に甘夏が放り込まれた。

うんまーーー
もっと早く食べればよかったと思うくらい甘酸っぱい。
熟成したような気もする。

ムッキーちゃんがいれば包丁入らず。
薄皮もお手のもの。
ジャムでもシロップ漬けでもなんでもどんとこいや。

浮かれてハチミツ漬けを作った。
コーヒーシロップ作った時に余分に
瓶煮沸しといてよかった

マジでありがたい。
これで柑橘類も怖くない。
来年もきっと柑橘類を生協で注文することは約束された。

この商品を作っている会社がどこの県なのかはわからないが愛媛県民が高評価つけてるこの商品は私にとっては松山旅で得た最大の利益だったと思う。
Amazonみてても高評価なので次に松山行ってもたぶん布教用にお土産で連れ帰ると思う。

ネットではピンクとかブラウンもあった


そもそもなぜ甘夏がたくさん届くかというと
ジャムやマーマレードにしたかったから。

柑橘類の皮はお酒につけて掃除スプレーにしたり皮でシンク磨いたりと残すところがないので
便利だから。

なのに疲れでそもそも剥くのが嫌になるって時点で自分の疲れと向き合ってこなかったことに改めて気付かされる。

やりたいことを再確認する良い旅になった。
ムッキーちゃんとしばらく仲良くしようと思う。
柑橘の香りに癒される時間が楽しみです。
愛媛県ありがとう。
また行きたい!


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